こんにちは。
5月3日に神奈川県横浜市の野毛山動物園に行ってきたので、その時の様子を現地レポートとしてまとめました。
2020年の10月以来、実に2年半ぶり2度目の訪問でした!
横浜にある動物園の中でも入園料が無料であることが大きな特徴です。
ふらっとお散歩気分で回れるほどの規模ではあるものの、そのクオリティを侮ってはいけません。
そんな野毛山動物園の生き物たちを約150枚の写真でお届けします!
いざ、入園!
桜木町駅から徒歩約15分で到着しました。
道が坂になっているので歩くには少し大変ですが、バスも出ているので交通アクセスは良好です。
このローカルチックなパネル、大好きです。
ゴールデンウィークということもあり、人の数は2年半前とは比較にならないほど増えていて大変賑やかでした。
オシドリ・トキのなかま
最初に見えるのは水鳥たちが一緒に暮らすケージです。
白目をむいているのではなく、瞬膜といフィルターのようなもので目を保護しています。
どうやらこちらはつがいのようです。
クロツラヘラサギの巣材を盗もうとするいたずらっ子です。
!?
何か所かに卵が転がっていました。
産んだものの放置されてしまったのか、そもそもこれは偽物で卵ではないのか、真実はわかりませんでした。
レッサーパンダ
こちらはレッサーパンダの展示場です。
柵やガラスが無いので非常に見やすい作りになっています。
メスのイチゴちゃんが暮らしています。
最高のショットを頂きました。
チンパンジー
こちらはチンパンジーの展示場です。
3つのケージが連結され自由に行き来できるようになっています。
今日はここが一番の目的でした。
というのも、チンパンジーの赤ちゃんが暮らしているからです!
2022年11月に誕生した生後約5ヶ月のメスのコハルちゃんです。
こちらがお母さんかな?名前はミラクルです。
左にいるのがお兄ちゃんのコウタロウ、6歳です。
ちょ、邪魔しないでください笑
こちらがお父さんのコブヘイかな?
お食事タイムのイベントが一家がご飯を食べる様子を見れました。
コハルちゃんを抱えながら先にミラクルお母さんが食べます。
ヤンキー座りで宙ぶらりんなコハルちゃん。
凄い状況です笑
今度はコハルちゃんのターンです。
お母さんが手のひらにご飯を乗せてコハルちゃんの前に差し出します。
立派に子育てする姿は胸にジーンと来ました。
あと、チンパンジーの赤ちゃんは手足に毛が生えていないんですね。
隣にはランドマークタワーをバックに記念写真が撮れるパネルがあります。ぜひお試しあれ!
タヌキ
こちらはアナグマやテンなど日本産の生き物が並ぶ小獣舎です。
今回顔を見れたのはタヌキだけでした。
メスのウタです。
昨年横浜で保護された個体で、顔が良いと狸界隈で評判のニューカマーです。
こちらはオスのヒフミです。
一昨年に同じく横浜で保護されました。
圧が強い!
インドクジャク・キジ
次はクジャク舎にやってきました。
……って、これは!
インドクジャクの御開帳です!
動物園巡りを始めて間もなく4年、初めて見ることができました!
吸い込まれそうなほどの目力を感じる模様です。
クジャクが羽を開くのはメスへのアピールをするためです。
繁殖期である3月から7月にかけて羽を広げる様子が見られますよ。
隣には白変種のオスがいます。
羽を広げる白変種もいつか見てみたいです。
クジャクの隣には日本の国鳥、キジがいます。
オスは繁殖期になるとこのように顔が赤く膨らみます。
アカエリマキキツネザル・アビシニアコロブス・フサオマキザル
こちらはアカエリマキキツネザルのケージです。
日本でアカエリマキキツネザルの群れが見られるのはここだけです。
顔が良いです(語彙力)
4月に赤ちゃんが産まれたので見られたら良いなと期待しましたが、残念ながらお部屋の中に隠れてしまっていたみたいです。
今は成長して巣箱から出てくる時間が増えたみたいなので、可愛い赤ちゃんを見るなら今のうちですね。
こちらはアフリカの熱帯雨林に生息するサルの仲間、アビシニアコロブスです。
うーん……。
虚無。
この日は急に気温が上がりましたからね。わかるわかる。
南米の熱帯雨林に生息する小型のサル、フサオマキザルです。
身体は小さいですが非常に賢く器用なことで知られ、道具を使うこともできます。
ミナミコアリクイ
こちらは非常に長い舌を持つ動物、ミナミコアリクイの展示場です。
メスのアンちゃん、お食事中でした。
主食はアリやシロアリですが、動物園ではヨーグルトやお肉、フルーツ、ペレットなどをペースト状にしてあげているとのことです。
しばらく待っていたら顔を出してくれました!
お鼻についちゃってます。
ミナミコアリクイをここまでじっくり見るのは初めてでした。
おっとり顔で非常に可愛らしかったです。
フラミンゴ・キリン・グレビーシマウマ
フラミンゴの群れがひっそりとありました。
2種のフラミンゴが一緒に暮らしています。
ピンク色をしているのがチリーフラミンゴです。
チリーフラミンゴより一回り大きく赤い色をしているのがベニイロフラミンゴです。
こちらはキリンの展示場、奥に区分けされているのがシマウマの展示場です。
オスのそらです。
凄く好奇心旺盛で人の方に自ら近付いて顔を覗かせていました。
人工保育で育ったためか、人に慣れているようですね。
グレビーシマウマ、メスのココロです。
手前にいるのがオスのリアン。
昨年10月末に誕生した生後約半年の子どもです。
授乳シーンを見れました!
生後半年頃から離乳の時期に入るようですので、貴重な瞬間を見れて良かったです。
カグー・フンボルトペンギン
こちらは野毛山動物園の目玉動物、カグーです。
ニューカレドニア島の固有種で、日本では野毛山動物園のみで飼育されています。
ニューカレドニア島では天敵がいなかったため、飛ぶことはほとんどありません。
鳥インフルエンザ対策による規制が無くなり表に出るようになったタイミングでここに来たのですが、今度はケージ内の植物が成長しすぎて見えづらくなっていました笑
長い冠羽は求愛や威嚇の際に逆立てて広げます。
やはり理由もなく広げることはしないので、今回も見ることはできませんでした。
カグーのお向かいにはフンボルトペンギンがいます。
スイスイと泳ぐ姿に癒されます。
全然見られないと思ったらこういうことだそうです。
なかよし広場
なかよし広場は生き物たちとのふれあいができるコーナーです。
この時のふれあいは事前予約制だったので、私は中に入ることはできませんでした。
コロナ禍になってからは野毛山動物園に限らず予約制のイベントが増えているので、遊びに行く前にホームページを確認しておくのがオススメです!
色々なニワトリを見られて面白いです。
ニワトリとのふれあいってどんな感じなのか気になりますね。
定番のモルモットももちろんいます。
ハツカネズミのお家です。
まっ平らなテーブルの上ですが落下しないものなんですね。
家にいると厄介な生き物ですが、動物園で見る分には非常にラブリーです。
オグロワラビー・猛禽類
こちらは小型のカンガルーの仲間、オグロワラビーです。
尾が黒いからオグロですが、肝心な尻尾は写ってません笑
尻尾だけでなく顔や耳も黒くなっているんです。
ケージの写真を撮り忘れましたが、ワラビーを抜けると猛禽類が集まる舎があります。
ミソゴイはサギの仲間なので猛禽類とは違いますね。
猛禽類はタカやワシ、フクロウ、ハヤブサなどの食物連鎖のトップに君臨する肉食鳥のことを指します。
しろくまの家・よこはまの魚
しろくまの家はかつて実際にホッキョクグマを展示していた施設を改修して、展示場やバックヤードを見学できる教育施設になっています。
現在はマニトバ基準というものにより、ホッキョクグマを飼育するための必要最低限の広さが国際的に定められています。
ここのしろくまの家の広さはマニトバ基準を全く満たしていないため、今後ホッキョクグマが野毛山動物園で飼育されることはないでしょう。
逆に言えば、昔はこれくらいの狭さでも飼育されていたという歴史を感じられる場所でもありますね。
しろくまの家の隣はお魚コーナーがあります。
ミヤコタナゴはかつては関東地方で当たり前のように見られる魚でしたが、現在は環境悪化により千葉と栃木の一部にしか生息していません。
横浜にも生息していた魚ということで、野毛山動物園ではミヤコタナゴの繫殖活動に取り組んでいます。
ミヤコタナゴの他にはメダカやホトケドジョウなども展示されていました。
水槽の向かい側には夜行生物であるオオコノハズクとヨザルの展示場がありますが、残念ながらもういなくなってしまったようです。
コンドル・ツキノワグマ
飛ぶ鳥としては最大級の大きさを誇るコンドルです。
翼を広げると最大で3mもの大きさになります。
体重も最大15kgと飛ぶ鳥としては最重量です。
季節の変わり目なので、毛や羽が抜けやすくなっていますね。
こちらはツキノワグマの展示場です。
2頭のクマがそれぞれのケージの中で生活しています。
野毛山動物園は全体的に檻が太くて頑丈なので、撮影難易度は高めです。
ボールを持ったり竹同士をぶつけて音を鳴らしたりしているのが印象的でした。
ボタンインコ・インドライオン
前回行ったときは完全スルーしてしまったルリゴシボタンインコ、今回は忘れずに見に行きました。
今回もうっかり見逃してしまいそうになったくらい目立たないところにいました笑
腰が瑠璃色だからルリゴシボタンインコなのだそう。
なかなか強引な名前の付け方ですね。
野毛山動物園唯一の肉食の哺乳類、インドライオンです。
15歳のオス、ラージャーです。
インドライオンは野毛山動物園と同じ横浜の動物園であるズーラシアにしかいない希少動物です。
動物園でよく見るアフリカライオンと比べると少々小ぶりなサイズです。
この日初めて顔を見たのですが、オッドアイであることを知りビックリしました(左目が檻と被ってしまい残念……。
まるで宝石のような瞳です。
は虫類館
最後はワニやヘビ、カメなどが集まるは虫類館に行きました。
は虫類館って苦手な人が多いイメージですが、この日は行列ができるほどの大盛況でした。
ここ数年はベビーラッシュのようです。
ヘサキリクガメが世界で最も絶滅が心配されているリクガメと言われています。
日本で見られるのは野毛山動物園だけであり、2016年に日本で初めて繁殖に成功、2017年には世界で初めて2年連続の繁殖に成功しました。
この子はホウシャガメですかね?
ヘサキリクガメとホウシャガメが似すぎてて全然区別がつきません……!
まとめ
以上、野毛山動物園の現地レポートの紹介でした。
2年半ぶりに行きましたが、やはり無料とは思えない充実っぷりでした!
チンパンジー、シマウマ、そして今回は見られなかったアカエリマキキツネザルと、珍しい生き物の赤ちゃんの誕生が続いており非常にアツい動物園となっております。
私自身まさか3時間もいることになるとは思いませんでした。それくらい楽しめちゃいました!
とはいえサクっと回るにはちょうどいい小さな動物園ですので、横浜に遊びに行ったときはぜひ立ち寄ってみてください!
では、今回はここまでになります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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