こんにちは。
1月22日に宮城県の仙台うみの杜水族館に遊びに行ってきたので、その時の様子を現地レポートとしてまとめました。
ここの水族館は世界一美しいサメと言われるヨシキリザメや日本での飼育数が少ないツメナシカワウソやイロワケイルカがいるということでずっと気になっていました!
東北の海も世界の海も見られる仙台うみの杜水族館を約200枚の写真と共に紹介いたします!
今回はゆっくり回る時間がなく展示されている生き物の名前をあまり確認できなかったため、同定せず写真のみ貼っている箇所が多くなっています。
大変申し訳ございませんが、そちらをご了承の上お楽しみいただけたらと思います……!
いざ、入館!
仙台駅から約20分、中野栄駅に到着しました。
中野栄駅から水族館までのバスも出ていますが、私は徒歩で向かいました(バスの存在を知らなかった笑)
駅から歩いて約20分、到着しました!
開園時間ピッタリの10時でしたが、既に行列ができていました。凄い人気です……!
大人料金は2,400円ですが、この時前売りのイベント割1,980円の電子チケットが売っていたので、そちらを購入して入館しました。
それでは、めくるめく仙台うみの杜水族館の世界でレッツゴー!
日本のうみ-東北のうみ-
うみの杜水族館は2階建構造で1階は日本の海が、2階は世界の海がメインのつくりとなっています。
マボヤのもり
ウェルカム水槽からインパクト抜群です。
天井から吊るされたマボヤがお出迎えしてくれます。
マボヤは宮城県が水揚げ量日本一とのことで、しっかり宮城の特色を活かされています。
マボヤの水槽にはドチザメなどが泳いでいました。
いのちきらめく うみ
こちらは三陸の海を再現した大水槽です。
うみの杜水族館で一番大きな水槽で、イワシの群れや魚たちと一緒に泳ぐスナメリが目を惹きます。
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こちらの水槽ではイワシのショーも行われています。
イワシが群れを成しながら移動する様は圧巻でした!
親潮 冷たいうみ
寒流である親潮が流れる北三陸に生息する生き物が展示されています。
2020年生まれのシロサケの幼魚です。
川から海へ移動するサケをどう管理して飼育しているのか気になります。
ミズダコの圧倒的存在感。
彩り 海藻のうみ
こちらでは海藻とその中で暮らす生き物たちが展示されています。
エラコという釣り餌としてよく使われるゴカイの仲間です。
こんな見た目ですが立派な動物です。
コブダイの幼魚。
色も見た目も成魚とは全然違いますね。
大漁 宝のうみ
こちらは三陸海岸の沖合に広がる海を再現したエリアです。
私がこの日一番楽しみにしていた水槽です!
何と言ってもこの水槽の生き物が凄いんです。
マンボウです。
実はマンボウが常設展示されている水族館は多くありません。
そしてこちら、ヨシキリザメです!
世界一美しいサメと呼ばれ、フカヒレの原料としてよく使われているサメです。
ヨシキリサメは繊細で飼育が難しく、世界規模でも飼育例は限られているのだそうです。
そんなヨシキリザメをうみの杜水族館は長期飼育に挑戦しており、最長で2018年7月27~2020年12月15日までの873日間を記録しています。
ヨシキリサメの水揚げ量日本一は気仙沼市であり、宮城の海の魅力を伝えたいという強い意志を感じました。
この写真の個体は2022年11月15日に展示が開始されましたが、残念ながら4月上旬頃に死亡してしまったようです。
楽しみにしていた展示その2。
うみの杜水族館名物、アナゴの恵方巻です!
ダイアンアナゴという種なのですが、あまりの大きさに具がはみ出してるどころの騒ぎじゃありませんでした笑
内湾 恵みのうみ
養殖業が盛んな松島湾などの内湾を再現したエリアです。
カキの養殖が水槽で行われています!
一緒に泳いでいるメバルたちの存在も相まってとってもグルメな水槽です。
エイの仲間、ツマリカスベです。
エイリアン、私エイリアン。
恵方巻、マアナゴバージョンです。
こちらは収まりが良いですね。
具材ぎっしり。
うみの杜ようちえんという幼魚が展示されている水槽もあります。
ツマリカスベの赤ちゃんです。
初めてエイの赤ちゃんを見ましたが、可愛すぎます……!
こちらはトラザメの赤ちゃんです。
アマモ うみの揺りかご
海のゆりかごと言われるアマモ場のエリアです。
魚の繁殖の場や小型の魚の隠れ家、光合成による海中の酸素の補給として重要な役割を担っています。
小型のタツノオトシゴの仲間、サンゴタツも見られます。
干潟 育むうみ
川から豊富な栄養が流れ込む干潟エリアです。
カレイの赤ちゃんも展示されていました。
突然のフナムシを失礼します。
確かに干潟と言えば……の生きものですね。
深海 未知のうみ
水深200m以深で暮らす深海の生き物が展示されているエリアです。
みんな大好きダイオウグソクムシもいました。
正面からは見られなかったのでお背中だけでもパシャリ。
ゲンゲの仲間、ナガヅカです。
ポケッとした顔をしてます。
イガグリガニ、見たまんまの名前です。
カニではなくヤドカリの仲間です。
エビ反りの姿勢が美しいカジワラエビです。
うみの杜ラボ
こちらのエリアでは宮城の希少生物の繁殖に取り組まれています。
テツギョという1922年に宮城の魚取沼で発見された天然記念物です。
フナにしてはあまりにも美しい見た目をしていますが、近年の研究によるとフナ類とキンギョの交雑種である可能性が高いとされています。
広瀬川 海のみなもと 山・里・川
仙台市内を流れる広瀬川の環境を再現したエリアです。
この寄ってたかってくる感じ、まさに鯉という感じがします。
こんなところにも節分の彩りがありました。
暮らしているのは水生生物だけではありません。
頭上を駆け回るのはニホンリスです!
ちいさなリスのくにというリスの展示場に入って間近で見られるコーナーもありました。
残念ながら感染対策の一環として閉鎖されていた為、外から見ることしかできませんでした。
逆光対策によるえげつない白飛び。
こちらはカヤネズミです。
日本最小のネズミの仲間で大きさは10cmにも満たしません。
ススキなどの茎の間に巣を作るのが特徴です。
うみの杜スタジアム
イルカなどのパフォーマンスが行われるスタジアムです。
なんと1,000人も収容できる大きさです。
アクリルのない独特な構造で、イルカをより間近に感じることが出来ます。
イルカだけでなくアシカも出てきました。
この距離感、凄いですね。
さらに大型のインコ、ルリコンゴウインコも出てきました。
鳥インフルエンザ対策なのか、飼育員さんの手に乗った状態のみの登場で飛んだりはしませんでした。
約20分の大ボリュームのパフォーマンスでした!
海獣ひろば
こちらの屋外エリアではペンギンやオタリアなどの海獣が集まっています。
すやすやビーバー。
私の地元の動物園、千葉市動物公園からやってきた幸くんが暮らしています!
うみの杜水族館にお引越ししていたとは知らずビックリしました。
私が見た子はもう1匹のマルちゃんの方のようですが、こうしてウェルカムボードなどで歓迎されている様子を見られて嬉しかったです。
気持ち良さそうに泳ぐゴマフアザラシ。
アシカの仲間、オタリアです。
2022年9月に誕生した赤ちゃんがいました。
この時はまだ名前が無かったのですが、3月にチャコと名付けられました。
こちらはフンボルトペンギンの展示場ですが、鳥インフルエンザ対策で展示は中止されていました。
立派な展示場だけに外で動き回る姿を見られなかったのは残念です。
フンボルトペンギンは見られませんでしたが、ガラス張りの水槽の子は通常通り見ることが出来ました。
こちらはイワトビペンギンです。
心頭滅却なジェンツーペンギン。
心頭滅却その2、オウサマペンギン。
世界のうみ
再び魚がメインのエリアに戻ります。
こちらでは日本を超えて色々な国の海に生息する生き物を見ることが出来ます。
オセアニア
オセアニアのエリアでは世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフに棲む綺麗な魚たちが見られます。
壁にへばりつくコバンザメ。
やっぱり何かにくっ付いているのが好きなんですね。
ヨーロッパ
ヨーロッパのエリアでは独特な淡水生物が集まっています。
世界唯一の淡水のアザラシ、バイカルアザラシです。
めちゃくちゃ見づらいところで寝ていてこの1枚が精一杯でした笑
キャビアで有名なチョウザメの淡水魚です。
チョウザメはサメではなくチョウザメ目に分類される全く別の生き物です。
裏側凄い。
青いロブスターも見られます。
ロブスターの水槽にはサギフエが同居していました。
アフリカ
アフリカ独自の環境が生み出したユニークな生き物が多く展示されています。
動物界のアイドル、カワウソです。
その中でも日本での飼育数が非常に少ないツメナシカワウソです。
その名の通り、前肢の爪が非常に小さくほぼ無いことが名前の由来になっています。
この子はメスのくるり。
凄く良い位置に座ってくれました。
こんな写真撮らせていただいて良いんですか!
スイスイ泳ぐ姿も魅力的です。
グランディスヒルヤモリ。
マダガスカル島などに生息している昼行性のヤモリです。
淡水のフグ、ファハカ。
キュートな見た目をしていますが、成長すると50cmにもなるそうです。
アメリカ
アメリカに生息する個性豊かな動物が展示されています。
後半にはアマゾンの熱帯雨林に生息する生き物たちが集まっています。
ここには私が一目見たかった動物がいます!
イロワケイルカです!
パンダイルカとも呼ばれる白黒の可愛らしい模様が特徴です。
マゼラン海峡やケルゲレン諸島などの冷たい海に生息しています。
オスのライトとメスのセーラの2頭が繁殖を目指して飼育されています。
日本ではここの他に鳥羽水族館でしか飼育されていないため、子孫を残せる可能性がある貴重なペアです。
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イロワケイルカが泳ぐ姿もぜひご覧ください!
他にいたのはガー。
エビと共生するイエローヘッドジョーフィッシュなどが見られました。
先へ進むとアマゾンのエリアに入ります。
存在感を放っていたのがグリーンイグアナ。
目がキリっとしててかっこいいです。
向かいにはアマゾンの巨大魚がたくさんいます。
小型のワニ、ブラジカイマンです。
目も。
牙も。
間近で見られて大迫力です。
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しかも、けっこう動き回ります。
魚たちが同じ水槽で泳いでいることでより臨場感が増してて良かったです。
最後は綺麗な熱帯魚の水槽です。
私が幼少期の頃に父が趣味でアクアリウムをやっていたので、熱帯魚を見るとつい昔を思い出しちゃいます。
アジア
世界のうみエリア、締めくくりはアジアです。
日本に生息する生き物もここに集まっています。
さかなクンの直筆イラストがありました!
このイシガキフグはさかなクンから寄贈された子ってことですかね?
ウミガメ、チンアナゴなどお馴染みの人気者からテッポウウオのような汽水域で生息する生き物まで、アジアの様々な環境の水槽を楽しむことが出来ました。
いのちきらめく うみ
アジアのエリアを抜けると一番最初の「いのちきらめく うみ」に戻ってきました。
こちらの大水槽を2階から見ることができました。
1階からは見えづらかった、上の方で泳いでいる魚たちもここからなら見やすかったです。
クラゲのいやし
クラゲの癒しパワーで心地良くフィニッシュです。
まとめ
以上、仙台うみの杜水族館の現地レポートの紹介でした。
天井から吊るされたマボヤやカキの養殖の再現など、東北の文化がダイレクトに伝わってくる素敵な水族館でした。
アクアパーク品川や八景島シーパラダイスなどと同じ西武グループの水族館なのでもっとキラキラした感じなのかと思ってましたが、地元にフィーチャーした内容だったのも意外でした。
もちろんそれだけにとどまらず、ツメナシカワウソやイロワケイルカなどの海外の珍しい生き物や大規模なイルカのスタジアムの存在もあり、まさに至れり尽くせりだなと感じました。
ちょろい人間なんでまんまと買っちゃいました。美味しかったです!
では、今回はここまでになります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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