こんにちは。
1月21日に宮城県仙台市の八木山動物公園フジサキの杜に行ってきたので、その時の様子をまとめました。
2023年、動物園始めです!そして、いきなり地元を離れ初めての宮城県!
前回の秋田県に続き2連続東北地方への遠征になりました。
ここは仙台駅からのアクセスが良好、すなわち東京からも行きやすい!ということでずっと目を付けていたのですが、今回念願かなって訪ねることができました!
時期的に雪景色の動物園を見られると期待していたのですが、仙台はあまり雪が降らないようでして……。
アテは外れてしまいましたがその分足取り軽く楽しんできたので、それをお伝えできたらと思います!
いざ、入園!
10時20分。
仙台に到着してから余韻に浸る間もなくすぐに向かいました。
この時期は閑散期なのか、園の外にも中にも思ったより人が少なかったです。
480円払っていざ入園!
木造の橋が情緒溢れていて期待を膨らませてくれました。
カバ、サイ
お出迎えしてくれたのはカバでした。
いきなり大型動物をぶつけられることで一気にボルテージが上がります。
ガラスの水垢と日差しによる反射のダブルコンボで見えづらくなっちゃいました。
撮るのは難しいですが、ガラス越しなので泳いでいるところも間近で見られるのできっと大迫力ですね。
カバは屋内展示場もあったみたいですが、気付かず通り過ぎてしまいました……。
お隣はクロサイです。
この一帯はアフリカ園となっており、アフリカに生息する生き物が集まっていました。
展示されていたのはオスのアースです。
シロサイよりも一回り身体が小さく、唇が尖っているのが特徴です。
名前のわりに黒くないですし何ならシロサイも白くありません。
何でも「広い」を意味する「ワイド」を「白」の「ホワイト」と聞き間違えたことでシロサイと名付けられ、クロサイはその対のような感じで付けられたとかなんとか(諸説あり)
隣にはフラミンゴの展示場がありましたが、鳥インフルエンザの関係でお休みしていました。
全く見られないかと思いきや、別の場所に隔離されているのを見つけました。
道中、野球の神様と言われるベーブ・ルースの銅像がありました。
かつてここに宮城県営八木山球技場があり、ベーブ・ルースがここで来日後初ホームランを打ち、この場所に落下したことを記念して建てられたのだそうです。
キリン、ゾウ
続いてはキリンに会いに行きました。
まずは屋内展示場からです。
手前と奥に1頭ずついました。
名前はエミリーとジュリーです。どっちかどっちかは……わかりません!
屋外展示場は2つありました。
小さめな屋外展示場であるパドックには2018年にテキサスからやってきたというアイがいました。
もう1つの屋外展示場は非常に広々としています。
オスのユウキです。
ちょうど飼育員さんからご飯を貰っていました。
体格差、そして顔の大きさの違いがよくわかります。
こちらはアフリカゾウの展示場です。
オスのベンがいました。
片方の牙は無くなってしまったようですが、それでも存在感を感じる大きさです。
展示場はもう1つありました。
こちらにはメスのメアリーがいました。
推定1966年生まれで国内最高齢のおばあちゃんアフリカゾウですが、その姿はまだまだ健在でした。
アビシニアコロブス
続いてはサルの仲間であるアビシニアコロブスです。
展示場の写真を撮り忘れてしまいましたが、ガラス越しに家族の様子を見ることができました。
子ザルを発見しました!
生後5か月のメスのタレイアのようです。
可愛いなんてもんじゃないですねこれは。
展示場の木やロープを軽々と跳び回っていました。
かなり高低差がある展示場なので見ててヒヤヒヤしちゃいますが、当の本人たちは全く平気なんですよね~。サルって凄い……!
なんと、さらに小さい子がいました。
生後2か月のオスのオリオンです。
抱っこしているのは母親のリゲルでしょうか。
下に降りてお食事を始めました。
オリオンも細い枝をムシャムシャと食べます。葉っぱだけじゃなくて枝も食べちゃうんですね。
背後に忍び寄るタレイア。
すんごい見てる。
構ってほしかったのかおすそ分けしてほしかったのか、熱烈アピールも相手にされず終わってしまいました。
今度は強引に奪いにかかる子が!
しかし、こちらも一蹴されちゃいました。
ガン、ロバ
こちらはガン生態園です。
ガンの仲間をはじめとした様々な水鳥が展示されていました。
八木山動物公園は渡り鳥であるシジュウカラガンの飛来羽数回復プロジェクトに力を注いでいるようです。
その成果は着実に出ており、平成29年には82年ぶりに仙台市内への飛来が確認されました。82年ぶりって凄い……!
そして、肝心なシジュウカラガンの写真はありませんでした……笑
ちなみにこんな鳥です!
続いてはロバです。
3頭のロバが同居していました。
メスのかえで。
メスのもみじ。
メスのリリー。
急に洋風なお名前。
3頭ともお日様に当たってちょっぴりウトウトな感じでした。
は虫類館
続いてはカメやヘビがたくさん暮らしているは虫類館へ向かいました。
変温動物である爬虫類は寒いのが苦手なので、冬でも十分な温度が保たれています。
ブタ鼻。
美味しそうな名前をしています。
平べったくて弾力性のある甲羅を持つことからその名が付いたそうです。
日本各地に生息する大型のヘビです。
ヘビと言えば地面をウネウネと徘徊しているイメージがありますが、アオダイショウは木登りも得意で鳥の雛や卵も好んで食べます。
生きたコオロギと同居していました。
運が良ければコオロギを食べる瞬間が見られるかも。
色んなカメがごった返しているエリアがありました。
カメ on カメ
ひときわ存在感を放っているのは甲長80mにもなる巨大なリクガメ、ケヅメリクガメです。
貴重な真上から撮られたケヅメリクガメの写真。
は虫類だけではなくリスザルも暮らしていました。
すばしっこく縦横無尽に駆け回っていました。
リスザルの展示場の下の水辺にはワニの仲間のメガネカイマンが暮らしていました。
なんなんだこの展示場は……!
もちろん、リスザルがワニのいる池に落ちることのない作りになっていますよ。
ふれあい館
こちらは動物たちとスキンシップが取れるふれあい館です。
ふれあい体験は先着順で整理券を貰う必要があるようです。
午前の部は11時半まででもちろん整理券も無くなっていた為、私は外から眺めていました。
ヤギの他、ヒツジともふれあえるようでした。
ふれあいができるわけではありませんが、ミドリコンゴウインコも暮らしていました。
この2羽は繫殖の準備に取り掛かっているとのことでした。
インコの赤ちゃんはまだ見たことがありませんし他の動物園でも誕生の報告を聞かないので、どうか上手くいってほしいですね。
室内にはモルモットとウサギがいました。
こちらでもふれあい体験ができるようですが、どちらも1日30分しか実施が無い為さらに競争率が激しそうですね。
ライオン、トラ
続いてはふれあい館から一転、大型の肉食獣が集まる猛獣館に行きました。
私が一番楽しみにしていた場所です!
まずはライオンからです。
オスのサンとメスのなお。
2頭仲良く寝ていました。
起きている姿は見られませんでしたが、幸せならOKです。
お隣は世界最小のトラ、スマトラトラです。
外に出ていたのはオスのケアヒです。
美しい佇まい……。
岩の中にはヒーターがあるようで、温まるために体を見密着させていたみたいです。
横顔美人。
正面も美人(目線は合わない)
歩くだけで人を魅了するだなんて……。
ホッキョクグマ
一番見たかったホッキョクグマです。
オスのカイとメスのポーラが同居しています。
こちらがオスのカイですかね。
すやすやと寝ていました。
時間を置いて戻ってきたら動き出していました!
可愛いお顔もバッチリ撮れました。
ポーラはおもちゃを噛んだり持ち上げたりしていました。
岩が手前にあるせいで盗撮感が出ちゃってます。
……いや、もしかしたら盗撮で間違ってないかもしれませんね笑
もう夢中です。
そんな中、カイがアタックしてきたので逃げちゃいました。
実はこの2頭は昨年もペアリングがあり11月には2頭の出産もあったのですが、残念ながら2頭とも死亡してしまいました。
近年は天王寺動物園、男鹿水族館GAO、旭山動物園と出産が相次いでいて順調なように感じていましたが、先日の釧路動物園の事故のこともあり、やはりホッキョクグマの繁殖は簡単なことではないと思い直しました。
カイとポーラも事故や怪我無く無事に繁殖できることを祈るばかりですね。
猛禽類、小獣舎
続いてはタカやフクロウなどが集まる猛禽類エリアです。
やはり猛禽類はカッコよくて良いですね!
こちらは小~中型の動物が並ぶ獣舎です。
リスの仲間、オグロプレーリードッグです。
外の世界が気になるようです。
ガラスが砂まみれなのもそのせいですね。
貴重なプレーリードッグの前足の裏。
イタチの仲間、ホンドテンです。
冬は顔が白くなります。
ただでさえ夜行性で姿を捉えづらい動物なので、この姿を見られて嬉しかったです!
アライグマです。
見るたびに思うんですけど、アライグマってけっこう大きいんですよ。
近くで見るとけっこうカッコいい顔してます。
タヌキ、ウマ、イノシシ、クマ
続いては日本産の動物が集まるエリアです。
こちらはホンドタヌキの展示場です。
寒い仙台ならではでしょうか、モッチモチです。
名前がわからなかったのですが、耳の形が可愛い子がいました。
貴重な在来馬、対州馬です。
黒い顔や脚がカッコいいです。
ニホンイノシシです。
自分サイズに土を掘って埋まるように寝ています。
気持ち良さそうでした。
こちらはツキノワグマです。
すんごい距離近い!
さっきのプレーリードッグといい、ここの動物は好奇心旺盛な子が多いですね。
ニホンザル、レッサーパンダ
お馴染みのサル山です。
ニホンザルが暮らしています。
ニホンザルはヒト以外の霊長類で最も北に生息するサルです。
生息地の最北端は青森県の下北半島でそこで暮らすニホンザルは「北限のサル」と呼ばれています(北海道には生息してません)
サル山の向かい側にはレッサーパンダの展示場があります。
メスのナツメです。
あざとすぎる舌チラ。
舌チロその2。
今まで会ったレッサーパンダの中でも過去最高クラスに可愛かったです!
ラクダ、ラマ、ペンギン
こちらでは2頭のフタコブラクダは同居していました。
網に向かって何やらガサゴソと……。
身体がかゆくてコスコスしていたみたいです。
どういうわけか身体は牧草だらけでした。
お隣はラマです。
ラマはラクダの仲間の家畜です。
とてもタフな生き物で、標高3,000~5,000mの高地で重たいものを運ぶことで人のお手伝いをしてくれています。
ラクダのようなインパクトもアルパカのようなモコモコさもないせいかあまり注目されていないイメージがりますが、ぜひラマのことも覚えてください……!
最後はフンボルトペンギンですが、案の定鳥インフルエンザ対策でしまわれていました。
お引越し先はすぐ近くでした。
めっちゃ外見てる。
お引越し先でも元気に暮らしていました。
まとめ
以上、八木山動物公園の現地レポートの紹介でした。
ローカルチックで派手さはないものの、小さな動物から大きな草食動物、肉食動物まで揃っていて見応えは抜群でした!
また、そのローカルさ故のゆったりとした空間も居心地が良かったです。
午後から別の場所へ観光に行くため長居できず、駆け足気味でちょくちょく見落としで寄れなかったところが出てしまったのが反省点です……特にカピバラは見ておきたかった……!
ちなみにここはビジターセンターで色々な掲示物や骨格標本などがあり、ちょっとした博物館のようでした。
残念だったのは雪がちらつくくらい寒かったからかサルの仲間が全然外に出ていなかったことですかね。
ビックリするくらい誰もいませんでした笑
写真はありませんが室内展示場で暮らしている姿は見れました。
霊長類は基本的に暖かい地域に暮らしているので、宮城の寒さはなかなかに堪えそうですね。
今回はお土産も買いました。
フェイスタオルは普段使いできますが、キーホルダーは付け所に迷ってまだ机の中に入れっぱなしです笑
では、今回はここまでになります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
オススメ記事