こんにちは。
10月29日に秋田県立男鹿水族館に行ってきたので、その時の様子をまとめました。
前回の大森山動物園から直接行ってきました!
同じ秋田県内でも秋田市と男鹿市はかなり離れており、車でも片道2時間もの距離がありました。
しかし、せっかく秋田まで来たからには絶対行きたい。そして、2020年に産まれたホッキョクグマの子、フブキくんに会いに行きたいという想いから己を奮い立たせて行ってきました!
人里離れた水族館の世界をぜひお楽しみください!
いざ、入館!
到着は13時頃でした。
約2時間、道中は山という山があり運転に不慣れな私は命からがらで辿り着きました笑
その分、見えた景色はまさに絶景!
曇り空も気にならないくらいです。
こんなところに水族館があるだなんて……!
水族館は海辺にあることが多いですが、ここまで崖っぷりなのは初めてかもしれません。
ちなみに一応バスや相乗りタクシーでも行くことはできますが……。
Oh……。
バスも電車も本数がかなり少ないので、車で行くのが一番無難に感じました。
私は男鹿水族館だけが目的でしたが、男鹿は他にも色んな観光名所がありますからね!
時間がもったいないので、休む間もなく水族館へ直行です。
大人料金1,100円払っていざ、入館!(けっこう良心的なお値段!)
男鹿の海
両壁に秋田のポスターがたくさん張られていました。
観光客に向けた熱烈なアピールが感じますね。
最初に着くのは男鹿の海大水槽。
男鹿半島の海を再現したエリアです。
まるでサイズ感が伝わらない写真になってしまいましたが、男鹿水族館で一番大きい水槽で、初っ端からテンション爆上がりです。
エイのバーゲンセール。
実際にはこれだけの生き物が暮らしています。
なまはげダイバー……?
通路は半ドーム状の水槽になっていました。オシャレです。
男鹿の海水魚
エスカレーターを使って2階に上がっていきます。
先ほどの大水槽を2階から眺めることもできます。
辿り着いたのは日本の海水魚エリア。
秋田県のみならず日本の色々な海の生き物を見ることができます。
太平洋の深海水槽。
水族館に行くと大体正体不明のナマコに出会います。
ユニークな生き物が暮らす水槽がありました。
バァ。
こちらはコモンカスベというエイの仲間です。
カスベは秋田で古くから干物にして食べられていたそうです。
こちらは高級魚として知られるホウボウです。
最近は漁獲量が増えたため庶民的な価格になっているそうです。
足のような胸ビレで歩く姿は独特です。
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良い動画も撮れました!
こちらは硬骨魚類と軟骨魚類をテーマにした水槽です。
硬骨魚類のマツカサウオとオコゼ。
軟骨魚類のトラザメ。
硬骨魚類と軟骨魚類を切り口にした水槽はあまり見てこなかったので、面白いですね。
こちらはアオリイカの水槽です。
豊富なカラーバリエーション。
こちらの子は魚を食べていました。
食べてる途中に色が変わった!
こちらの水槽では世界最大のカニ、タカアシガニがいました。
脚の長さだけでなく顔までインパクト抜群です。
こちらはアラという魚の幼魚です。
あら汁のあらかと思いきや全然関係ありませんでした(無知)
成長すると1メートルにもなるようです。
藻場の魚水槽。
藻場は小さい魚たちの隠れ場や魚の産卵場所として重宝される環境です。
ハリセンボン、ボラ、サンゴタツなどがいました。
岩場の水槽。
岩場もまた隠れ家や産卵場所として多くの生き物が利用する場所です。
メバルやホッケなど、美味しいお魚が並んでいました。
こちらは男鹿の戸賀湾の魚が暮らす水槽です。
マアジが回遊するために円柱状になっていますね。
マアジの他にはヒガンフグ、コブダイがいました。
ヒガンフグはお彼岸の時期によく獲れるいう他に、食べると彼岸に渡るほどの強い毒性を持つという説もあるそうです。
キタマクラと言い、フグの名前の由来は穏やかじゃないものが多いですね。
秋田の森と川の魚
ここからは海の世界を出て川の世界に入ります。
ところで、時期が時期だけにハロウィンの装飾が多かったのですが、改めてみるとなかなかに雑ですね笑
水槽の奥が屋外になっていて面白い作りですね。
季節の影響を直接受けるので、時期によって違う姿を見られそうです。
日本の川にいるのはもちろん魚だけではありません。
ニホンアマガエルです。
さらに突然変異の色違いもいました!
青色の方はあまり青感がありませんね。
調べてみると、成長すると緑に戻ってしまうこともあるんだとか。
こちらはタナゴの水槽です。
地味な川魚ですが全国的に数が減っており、絶滅への警鐘が鳴らされています。
こちらは巣作りすることで知られているトミヨの仲間です。
小さくて撮るの難しい……!
秋田では仙北郡美郷町という場所に数多くある湧水地に多く生息しており、町の魚に指定されているそうです。
日本海の海底
続いては深海の生き物が暮らす日本海の海底エリアになります。
こんな小さい水槽でも深海の環境を再現できるんですから技術って凄いですね。
背中を沿った姿が可愛らしいカジワラエビ。
2013年に男鹿水族館が日本で初めて繁殖に成功したことから繁殖賞を受賞しています。
「サンゴにたくさん絡みついていたクモヒトデの仲間」と紹介されていました。
この子が何者なのかは調査中とのことです。
お隣にはヌタウナギの水槽がありました。
1mmも伝わらない白色個体のヌタウナギ。
ヌタウナギは顎を持たない無顎類に分類される超古代生物で、ウナギとは程遠いくらい全く別の生きものです。
全体像はこんな感じです。
こんな見た目ですが東北では郷土料理として親しまれているそうです。
なんとヌタウナギの卵がありました。
5億年前からこうして命を繋ぎ続けていると言われると、何だか感慨深いものを感じます。
日本海の深海を再現した水槽です。
サンゴ礁の生きもの
キラキラしたエスカレーターに乗り3階へ向かいます。
キラキラした生き物が集まるサンゴ礁エリアです。
エスカレーター横には標本展示がされていました。
光の届かない深場のサンゴ礁の水槽です。
バリアリーフというサンゴ礁を再現した水槽です。
これぞサンゴ礁!って感じのキラキラした世界ですね。
マングローブ林の水槽です。
こちらはサンゴ大水槽で、文字通り大きな生き物たちも暮らしています。
こちらは東京の小笠原諸島を再現した水槽です。
何で男鹿水族館で小笠原なんだろう?と思いましたが、2016年に小笠原海洋センターから放流されたウミガメが男鹿で発見されたという縁があるからとのことでした。
太平洋で放流された個体が遠い日本海で発見されただなんて凄いですね。
こちらはハロウィン期間限定の水槽です。
カリブ海をイメージした水槽で、こぢんまりとしてますが装飾は気合入ってますね。
イエロースティングレイとデバスズメダイが展示されていました。
アマゾンの生きもの
続いては異国の地、アマゾンの生きものエリアです。
こちらには研究小屋なる部屋が。
中はこんな感じでした。
雰囲気がありますね。
凄い数のヤドクガエルです!
他にはアマゾンについての情報や樹冠調査についてのポスターが貼られていました。
極地の生きもの
続いてはホッキョクグマとペンギンのエリア、極地の生きものです。
一番楽しみにしていたホッキョクグマ親子の様子が見られます!
こちらが展示エリアです!
たまたま誰も写らない写真になってましたが、子のフブキくんが出ていました。
基本的に親子一緒に出ているようなので、母のユキは室内に戻ってしまっていたようです。
2階のデッキからは見下ろす形で見ることができます。
1階に続く通路も一部ガラス張りになっており、色々な角度から見ることができるようになっていました。
え?
で、でかい……!
生後1年10か月、もう既に母親を超えるまで大きくなっていました笑
ホッキョクグマってこんなに成長が早かったんですね……!
プールの壁から玩具を引っ張り出しています。どういう仕組み?
玩具を大事に抱える姿が可愛すぎる……!
運転嫌いな私がレンタカー借りて全く知らない土地で片道2時間かけてまで行った理由がここにある……!(超絶自分語り)
玩具に大はしゃぎしているところを見たら、心はまだまだ子どもなんだとほっこりしました。
浮きをプールサイドに置きたいみたいです。
上手にできました。
元気なフブキくんを見られて大満足です!
そんなフブキくんですが、3月に名古屋の東山動植物園にお引越しすることが決まりました。
動物界の独り立ちはあっという間です。
私が2020年に東山動植物園に行ったときはホッキョクグマの展示が終了していたので、フブキくんの来園により久々の再開になりますね。
名古屋なら東京からのアクセスが良いので、いつか新天地でのフブキくんを見に行きたいと思います!
通路には非常にわかりやすいポスターがありました。
2023年2月現在はちょっと変わって横浜のズーラシアでもペアリングが行われています。
2022年の11月には仙台の八木山動物公園で2頭の出産がありましたが、どちらも死亡してしまったのが残念です。
展示場の紹介もありました。
天然の海水を使えるのはこの立地ならではですね。
ホッキョクグマの紹介はまだ終わりません。
続いては父の豪太です!
父は育児に参加しないので、こうして別居生活を送っています。
めっちゃだらけてる……!
頬杖ついてません?
少し起き上がってくれたのでご尊顔を拝むことができました。
最後はまた眠っちゃいました。
続いてはペンギンの水槽です。
撮影難易度が高すぎて残念ながら写真は少なめです。
こちらはジェンツーペンギンです。
カチューシャのような模様がラブリーです。
展示されていたのはもう1種、キタイワトビペンギンです。
写真が滲みまくっているのはもう諦めました笑
ハタハタ博物館
秋田を代表する魚、ハタハタのエリアです。
尾恥ずかしながらハタハタという生き物を今まで知らなかったのですが、深海に棲む魚だったんですね。
小さくて可愛かったです。
模型もあるので全然上手に撮れない人も安心です!
博物館というだけあって生態の他に文化や歴史の紹介もされていました。
映像やクイズコーナーまで用意されている気合の入りっぷり。
誰もいなかったし私もやらなかったのは……内緒の話です笑
ひれあし's館
最後はアシカとアザラシが暮らすひれあし's館です。
入り口には鰭脚の骨格標本や剥製が展示されていました。
ちょっとメルヘンな世界観です。
まずはゴマフアザラシから。
お子様でも目線を合わせやすい作りになっています。
たくさん目線をくれたのがこの子です。
生後7か月のおんぷちゃんかな?と思いましたが、模様などを見る限り1年4か月のジェットくんだったみたいです。
男鹿水族館では繁殖が上手くいっており、この時もまた1匹が妊娠している状態でした。
うっとり顔……。
そんなジェットくんは11月に兵庫の城崎マリンワールドにお引越ししています。
模様的にこの子がおんぷちゃんっぽいですね(真偽は不明)
これしか撮れていなかった……笑
みんな元気で可愛らしかったです!
こちらはアシカの展示場です。
アザラシと比べて手狭ですね。
いかにもイベントをやりそうなお立ち台。
11時20分と15時20分にアザラシと一緒に餌の時間が行われているようですが、残念ながら私はどちらの時間にも合わず見ることはできませんでした。
アザラシ、アシカ共に水中の様子を見ることもできます。
特にアシカは泳ぐのが速すぎてブレッブレです笑
珍しく寝室も展示場として使われていました。
小さなプールで1匹泳いでいますね。
親子のお家でした。
たんぽぽ、てまり親子はイベントの時に先ほどのお立ち台にも現れるみたいですね。
やはりここだけキャラクターチックでした。
ひれあし's館を抜けると振り出しに戻されます。
無事に全部回り切ることができました!
まとめ
以上、男鹿水族館GAO現地レポートの紹介でした!
この写真は館内に侵入していた野生のフナムシさん。
帰りにレストランに寄ろうと思ってましたが、もう閉店してたしそもそもそんな時間も無くまたしてもお昼無しでした笑
代わりにギフトショップへ!
フブキくんの写真集と可愛いハンカチを買いました。
男鹿水族館はオリジナルグッズが豊富でオンラインショップもあるくらいです。
運転初心者には厳しい道のりでしたが、そんな苦難を乗り越えて見た水族館は別格でした!
この感動は誰にも伝わらないかもしれません笑
帰りは雨まで降りだしてより地獄でしたが、何とか無事故で帰ることができました……!
ちなみに滞在時間が2時間しか無いのは日没の5時までにレンタカーを返したかったからです笑
館内の雰囲気は落ち着いていて非常に居心地が良かったです。
それでいて見応えも抜群で秋田のアピールも上手にこなしていて非常に完成度が高い水族館だと感じました!
アクセスは良くない立地ですが、水族館がお好きな方や秋田・男鹿に遊びに行かれた方はぜひ寄ってみてください!
では、今回はここまでになります。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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