こんにちは。
9月3日に千葉県の市川市動植物園に行ってきたので、その時の様子をまとめました。
昨年の5月以来、通算6回目の訪問でした。
1年半近く空いたことで園内の変化も多く、懐かしさも感じつつ新鮮な気持ちで楽しめました。
思ったより動物園での滞在時間が長くなってしまったので植物園には行けませんでしたが、その分動物たちの内容を盛り沢山でお届けさせていただきます!
いざ、入園!
駅からバスを使って到着です。
辺鄙なところにあるので、バスか車が必須です。
ローカル感溢れる門をくぐります。
駐車場を通り抜けるとこれまたこぢんまりとした入門ゲートに着きます。
ちなみに、門をくぐらず右側を進むと大町公園という自然公園に入り、約800mという少し長い道を進むことで植物園が見えてきます。
それでは、めくるめく市川市動植物園の世界へレッツゴー!
カブトムシの部屋
いきなり初めて見る建物がありました。
6月にオープンしたばかりというカブトムシの部屋。
カブトムシが生きている夏限定の施設かもしれませんね。
中はこんな感じ。
カブトムシのみならずクワガタもいらっしゃいました。
しっちゃかめっちゃか。
小獣ゾーン
階段を上ると動物たちがいる広場に着きます。
キッチンカーの出店が多数あり、以前来た時よりもずっと賑やかになっていました。
まずは奥の方にある小獣ゾーンへ行きました。
ヤマアラシ、ミーアキャット
こちらではアフリカタテガミヤマアラシが展示されています。
大きい身体に対して小さい目が愛らしいです。
2匹は仲良しでずっと寄り添っていました。
こちらはミーアキャットの展示場です。
2つの展示場が繋がって行き来できるようになっています。
ここのミーアキャットは他の園よりもわちゃわちゃしている印象があります。
凄いシチュエーションですが、仲は良いみたいです。
フェネック、ハクビシン、タヌキ
こちらは今年の4月にやってきたフェネックです。
こちらはメスのいなりちゃん。
目付きが悪くて色が薄いのが特徴です。
こちらはオスのゴン太郎くん。
いなりちゃんより色が濃い体毛で、まんまるな目をしています。
見た目にはっきりと違いがあるので見分けるのは容易でした。
朝食の時間で餌を飼育員さんから手渡しで貰っていました。
ゴン太郎くんは臆病なようでまだおっかなびっくりな様子でした。
一方、いなりちゃんはふてぶてしささえ感じる余裕っぷりでした。
カイカイするときのこの表情よ。
ゴン太郎のくりくりした瞳はとても愛らしかったです。
2匹の距離感はそれなりでしたが、決して仲が悪いわけではないようです。
こちらはハクビシンの展示場です。
寝ていることが多いハクビシンですが、この日は今までにないくらい活発的に動いていました。
害獣というイメージが強いので、顔をハッキリと見たことがある方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。
こちらはタヌキの展示場です。
メスのミュー。
御年14歳のおばあちゃんで、動いている姿はなかなか見られません。
毛が薄くてほっそりしていますが、これは高齢に加え夏毛ということもあり本人は至って健康なようです。
こちらはお昼ご飯をもらったときの様子。
水を飲んでいる場面も。
初めて元気な姿を見られて嬉しかったです。
お食事後は日向でお昼寝していました。
こちらは白い毛が特徴的なムクくん。
時間交代制かと思いきや日替わりだったのか、この日は見られませんでした。
時々このように顔を覗き込んでいたおかげで初めてお目にかかることができました。
カワウソ
3匹のコツメカワウソがそれぞれの展示場で暮らしています。
こちらはメスのマロンちゃんの展示場です。
おねんね中。
毛並みがツヤツヤしています。
こちらはマロンちゃんの双子であるコロンくんの展示場です。
コロンくんは他の子よりも動いたり泳いだりする場面が多いです。
こちらはゲリラで行われたカワウソの解説の一場面です。
トレーニング風景を見せていただきました。
トレーニングに成功したら餌を貰います。
なかなかワイルドな顔をしています。
ぶら下げられた筒の中の餌も上手に取っています。
にんまり。
こちらはナオくんの展示場です。
流しカワウソで有名な遊具があるのがここです。
こちらも餌を貰っていました。
水中に投げ込まれたのもすぐに見つけちゃいます
すぐに戻ってきて次の餌を待っています。
しれっとやってますが、先端の縁で立ち上がって凄いバランス感覚ですね。
コロナ禍になってからゲリラでもこういったイベントをなかなか見てこなかったので、少しずつかつての盛り上がりを取り戻していたのが嬉しかったです。
モンキーゾーン
モンキーゾーンは小獣ゾーンの向かいにあり、多種多様なサルの仲間が暮らしています。
ワタボウシタマリン。
コロンビア北西部に生息している小型のサルです。
身体は小さいですが、顔はいかついです。
アカテタマリン。
手の色は個体差があるようで、この子は赤というより黄色っぽいですね。
シロテテナガザル。
大きい鳴き声は園内でよく響いていました。
ボリビアリスザル。
身体は小さいですが私よりも年上なご長寿さんもいるみたいです。
サル舎は撮影難易度が高い……。
ワオキツネザル。
毎年赤ちゃんが誕生している仲良し家族が暮らしています。
家族団らん、団子になっておねんねしていました。
凛々しい寝顔。
残念すぎる目隠れ笑
動物園でお馴染みのサル山です。
大きい丸太をゴロゴロ。
なかなか力持ちなようです。
こちらはチェーンをジャラジャラ音を立てて遊んでいます。
ボス猿と噂されていたひときわ大きい子。
ただ、サルには順位はあれど、餌を独占したり群れを仕切るような、所謂ボスと呼ばれる優位性は無いと言われています。
家畜ゾーン
家畜ゾーンではその名の通り、家畜動物を中心に展示されています。
ポニー、ウシ
こちらはポニーの展示場です。
赤茶色の子はベニー、グレーっぽい子がてんてんです。
2匹は仲良しで至近距離で顔を合わせる場面もありました。
メスのホルスタイン、しぐれです。
ホルスタインって意外と見かけないこともあって、「こんなに大きいのか……!」とその迫力に圧倒されちゃいます。
カピバラ、ケヅメリクガメ
オスのカピバラのイチョウくんです。
食いしん坊なようでいつ見ても食べていました。
笹の葉も立ち上がってでも食べちゃいます。
ケヅメリクガメのアンディーくん。
えらいドアップで撮らせてくれました。
マイクロブタ、アルパカ
今年の春にやってきたニューカマー、マイクロブタです。
普段は触れ合いができるなかよしルームにいるようですが、この日は中止されていたからか他の生き物と同じように展示されていました。
模様は個体によって様々です。
展示場には常に飼育員さんで付きっ切りで、お客さんに柵越しの触れ合いも行っていました。
こちらもニューカマー、アルパカです。
昨年行ったときは3匹でしたが、今年さらに3匹やってきて計6匹の大所帯になっていました。
おはぎちゃん。
目隠れがクールです。
白い子が増えて見分けが難しくなってしまいましたが、この子はマシュちゃんかな。
目の周りがピンク色になっているのが可愛いです。
メイプルちゃん。
目のキラキラ具合はナンバーワンです。
途中、飼育員さんが来たと思ったら、何と外に出しました!
後ろの子はリードが無いので、勝手についてきちゃったのかな。
行先はすぐ側のポニーの飼育場の外側。
ここでお散歩をさせるようです。
お散歩……かと思いきや、雑草にがっつきます。
食欲旺盛、良いことですね笑
その後はのんびりと歩いていました。
その後も園内を定期的に散歩させている姿を見られました。
フライングゾーン、エミュー
こちらのフライングゾーンでは広々としたケージで暮らす鳥類を観察することができます。
中はこんな感じ。
綺麗な花が咲いていました。
サルスベリでしょうか。
鳥たちはこのように集まっていました。
後ろのシュバシコウとのシンクロっぷりよ。
レッサーパンダやオランウータン舎に繋がる竹林を抜けます。
ここだけちょっと異世界。
こんなところにも展示されている生き物がいます。
エミューです。
目立つ場所ではないのについつい立ち止まって見てしまう魅力があります。
レッサーパンダ舎①
竹林を抜けるとレッサーパンダとオランウータンが暮らすエリアに着きます。
人気スポット、ミニ鉄道広場も。
この時間はちょうどお昼休みで止まってましたが、運行中は親子連れで賑わっています。
ささやかなフォトスポットも。
そして、こちらがレッサーパンダ舎です。
市川市動植物園はレッサーパンダに力を入れており、たくさんの子を見ることができます。
オスのイチ丸。
なかなかのイケメンフェイスです。
メスの優花(ユーファ)。
オスのムギ。
オスのライチ。
超ドアップ寝顔。
イチ丸やユーファのお父さんです。
前までキツネザルがいたところですが、この時は空っぽになっていました。
次はどう使われるのか気になりますね。
オランウータン舎
こちらがスマトラオランウータンの展示場。
この日もほどほどに暑かったせいか表に出ておりませんでした。
しかし、時間をおいて戻ってみると母子の姿が!
ミストシャワーが稼働したことで涼しくなったから出てきたみたいですね。
4歳のメス、ポポです。
約2年ぶりの再会で身体も大きくなっていましたが、じゃじゃ馬っぷりと甘えたがりなところは変わっていませんでした。
母のスーミーは何やら壁に向かってゴソゴソしている様子。
なんと、パック牛乳を貰っていました。
ポポもおねだりしますが決して譲りません。
そして、捨てられる空の牛乳(とビニールに入った何か)
隣のケージタイプの展示場には父のイーバンがいます。
ちょっと見えづらいですが、草を枕に寝ておられました。
草枕……。
なかよし広場
こちらはモルモットなどの人気動物がいるなかよし広場です。
展示動物のケージで囲まれており、広場にはコロナウイルスは流行り出す前まではヤギやヒツジが放し飼いにされていました。
ふれあいが一部復活していて、少しずつかつての動物園の姿に戻りつつあるのを感じました。
なんだその顔は。
中にはこんなものも。
昨年の10月に死亡したヒツジのアズキのちゃんの名札です。
亡くなってから1年近く経つ今でも掲示されているところからも愛されていた存在だと伝わりますね。
レッサーパンダ舎②
続いてはもう1つのレッサーパンダ舎の紹介……の前に軽い昼食タイムです。
おむすび専門のキッチンカー「結び。」さんで頂きました。
ビッグなおむすびです。
種類が多くて悩みましたが、卵黄醤油漬け(300円)を買いました。
塩と醤油と塩辛さと卵黄のコク、ふっくらとしたお米が大変美味でした!
一休みできたところで撮影再開です。
こちらの方は入門ゲートの近くにあり、レッサーパンダ舎の中でも一番広い展示場となっています。
ここではメスのソラちゃんが展示されています。
ラッキーなことにちょうどご飯の時間に出くわしました!
目をキラッキラ輝かせて、自らの前肢で飼育員さんの手を手繰り寄せちゃっています。
りんごをぺろりで大満足そうでした。
反対側はナミというメスの個体が展示されています。
御年20歳とレッサーパンダの中でもかなりご長寿なおばあちゃんです。
先ほどのソラちゃんの母親でもあります。
毛並みや動きからも年齢を感じさせますが、食欲は旺盛でしっかり歩けるので凄いですね。
自然博物館
最後は園内に併設されている自然博物館へ向かいます。
こちらでは市川市に関する自然について学べたり、爬虫類や昆虫などの展示がされています。
本当に首が長い。
長すぎて最早顔が見えませんでした。
けっこう色んな種類のカメが暮らしています。
カブトムシ、クワガタも様々です。
こちらでは化石や鉱石が展示されています。
小規模ながらもしっかり博物館してますね。
さらに海の生き物まで見られちゃいます。
脱皮したてで抜け殻が残されていました。
こちらでは市川の地域について学ぶことができます。
ウサギなどの剥製が展示されています。
実際のカラスの巣です。
人工物であるハンガーなんかも巣の材料にしてしまうあたり、市街地で生きる賢さと逞しさを感じます。
ここでは昆虫など色々な生き物が展示されています。
アルビノのアオダイショウ。
2004年に市内で苦情対応で捕獲されて以来ずっと暮らしているようです。
ウーパールーパー。
繁殖にも成功しており、色々な大きさの子が展示されていました。
イトマキヒトデ。
シンプルさを極めた飼育の仕方をなさっています。
ヤドカリ。
子どもの頃は砂浜でよく捕まえてましたし、何ならお店で買って飼育している時期もありました。
地域密着な動物園だからこそ、身近な生き物も観察できるようになってますね。
まとめ
以上、市川市動植物園の現地レポートの紹介でした。
アルパカの散歩にマイクロブタとの触れ合い、カワウソやレッサーパンダのゲリラ解説イベントなど、1年半前と比べて見違えるほど活気づいていました。
人も以前と比べてかなり増えていたように感じました。
これが本来の動物園の姿だと思うと、感慨深いものを感じます。
まだ完全復活とはいきませんが、少しずつ良い方向に進むと良いですね。
今回は予定より動物園に滞在してしまい植物園にまたしても行けなかったので、次こそは行けるようにしたいです……!
では、今回はここまでになります。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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