こんにちは。
7月17日に東京都武蔵野市の井の頭自然文化園に行ってきたので、その時の様子をまとめました。
昨年の7月以来、ちょうど1年ぶりの訪問でした。
ニホンカモシカの赤ちゃんが7月6日に産まれたという情報を聞いて、これは行かなきゃと馳せ参じました!
もちろん、他の生き物たちの写真もたくさん撮ってきたので、ぜひご覧いただけたらと思います!
いざ、入園!
吉祥駅からの出発です。
雨で地面が濡れていましたが、私が着いた頃にはもう止んでいました。
駅から歩いて約10分、本園前に到着です。
ジブリ美術館の案内も。
いつか行ってみたいです。
入り口がステンドグラスで綺麗です。
一般料金400円払い、めくるめく井の頭自然文化園の世界へレッツゴー!
動物園(本園)
メインとなる本園は動物園の他に彫刻館や小さな遊園地などがあります。
今回はこれらの紹介は省いております。
メンフクロウ、アオダイショウ、ウズラ
まずは入園すぐに見られるウェルカム動物から。
こちらはメンフクロウです。
ハート型の顔に真っ黒な瞳はリンゴの断面に例えられることも。
こちらは日本固有種、アオダイショウです。
日本全国に分布するヘビで、毒はありません。
卵が美味しいウズラです。
こう見えてキジの仲間です。
モルモットのふれあいコーナーはお休みでした。
上から見下ろす形で見ることはできました。
ヤマアラシ、ミーアキャット
こちらはアフリカタテガミヤマアラシです。
夜行性なので日中は寝ていることが多いです。
ウトウト……。
抜け毛が落ちてました。
アルミ缶も貫通させる硬度を誇ります。
こちらはミーアキャットの展示場です。
高低差のある展示場なので、高いところに登って辺りを観察する姿をよく見られます。
一方、下でダラーっとしている子も。
自由スタイル。
マーラ、フンボルトペンギン
こちらはマーラです。
カピバラやモルモットと同じテンジクネズミ科に分類されます。
細い脚をしていますが、こう見えて時速45kmで走れる俊足の持ち主です。
こちらはフンボルトペンギンの展示場です。
朝早かったからか、まだプールに水が張られていませんでした。
水が溜まるまでの間、お家でまったり。
水が溜まってからは外に出てきていました。
ただ、プールには入ってませんでした笑
ニホンカモシカ
ニホンカモシカの展示場です。
こちらはオスのムムです。
真っ白な毛が美しいです。
赤ちゃんは見られるかな……。
はっ……!
いました!
生後11日のカモシカの赤ちゃんです!
ルンルンで外に出てきました。
好奇心旺盛に歩き回ってます。
あまりにも可愛すぎる……!
井の頭自然文化園でカモシカの赤ちゃんが誕生は2013年以来9年ぶりとのことです。
こちらがお母さんのなずなです。
昨年11月に東山動植物園からやってきました。
もうお母さんにベッタリです。
最後は親子そろってカメラ目線のサービスショットを頂きました。
ヤクシカ、家畜舎
カモシカのお隣にいるのがヤクシカです。
ニホンジカの亜種で屋久島のみに生息しています。
みんなで食べるメスとぼっちのオス……!
家畜舎では様々な家畜動物が混合展示されています。
まずはヤギです。
のんびりとかいかい。
続いてはヒツジです。
こちらものんびりとお食事中でした。
ミニブタです。
土に寝そべるこの姿、1年前と何も変わってなくて安心しました笑
最後はニワトリです。
気持ちの良い鳴き声を響かせてくれました。
カピバラ、カワウソ、テン
こちらではカピバラが展示されています。
このボーっとした顔、良いですね~。
この白いものは鉱塩と言い、塩分やミネラルを補給するのに役立ちます。
こちらはユーラシアカワウソの展示場です。
3回目の訪問にして初めて写真に収めることができました!
寝顔も愛らしいです。
こちらはホンドテンの展示場です。
巣箱から時折顔を出していました。
寝ているか素早く動いているかのどちらかで一度も撮れたことが無かったのですが、今回初めて撮影に成功しました!
こちらの穴からは……。
テンが時々顔を覗かせていました。
次は冬の真っ白なフェイスのテンも撮ってみたいです。
タヌキ、キツネ、アナグマ
続いてはホンドタヌキです。
日陰でまったりしていました。
壁がひんやりするのかもしれないですね。
まんまるフェイスが愛しい。
お隣はホンドギツネがいます。
こちらもタヌキと同じようなポジションにいました。
半目半開き……。
そして、ニホンアナグマ。
日本固有種が並んでて好きです。
ずんぐりむっくりな見た目ですが、カワウソやテンと同じイタチ科の仲間です。
みんな睡魔にやられてらぁ。
フェネック、アカゲザル
こちらではフェネックが飼育されています。
フェネックは世界最小のキツネにして世界最小のイヌ科です。
砂漠に生息している生き物なので、大きな耳は身体の熱を逃がすのに役立ちます。
ちょっと毛並みが乱れている子も。
我々を心配させないようにちゃんと先手を打ってくれていました。
溶けている姿は大変可愛らしかったです。
動物園でお馴染みのサル山です。
ここではアカゲザルが飼育されています。
餌をもぐもぐ。
頬袋を膨らませてハムスターのように餌を溜め込むこともあります。
アカゲザルはインド~中国南部に生息しているのですが、日本でも飼育されていたのが逃げ出したことで野生化し、在来種のニホンザルとの交雑種が生まれてしまっていることが問題視されています。
リスの小径
井の頭自然文化園名物、リスの小径です。
ここではリスのケージに入って間近で観察することができます。
とにかくすばしっこく足元を駆け回ったり、木を跳び移ったりしています。
木の実を食べているときやちょっとした足場で静止しているときが観察、シャッターチャンスです。
驚かせないようにそっと近づいてみましょう!
フクロウ、ハヤブサ、オナガ
リスの小径を抜けると鳥のゾーンに着きます。
日本でもお馴染みのフクロウです。
日本の低地や山地の森林に生息し、自然の多いお寺や神社に住み着くこともあります。
オオコノハズク。
フクロウと同じく日本で広く分布し、神社やお寺でも見られます。
ハヤブサです。
初めて立っている姿を見ました。
けっこう脚が長くてビックリです。
見返り美人。
街中でもよく見かける身近な鳥のオナガです。
フォトジェニックなオナガでした。
カラスバト、トラツグミ
ここではカラスバトとトラツグミが同居しています。
何でこの2種?と思いましたが、どちらも小笠原諸島に生息しているみたいなのでその繋がりでしょうか。
アカガシラカラスバト。
小笠原諸島の固有種です。
一時は数十羽程度にまで数が減った絶滅危惧種で、積極的な保護活動が行われています。
トラツグミはツグミの中でも最も大型で30cmになります。
口笛のような独特な鳴き声を持ち、昔は「鵺(ぬえ)」という妖怪の声と思われていた言います。
和鳥舎
和鳥舎はその名の通り、日本で暮らす鳥たちを展示されています。
先ほどのカラスバトやトラツグミも日本に生息していますし、正直どこからどこまでが和鳥舎なのかわかっておりません笑
メジロとシジュウカラは都会の市街地でもよく見かける身近な鳥ですね。
コジュケイは1920年頃に狩猟用に中国中南部から連れてこられた外来種です。
アオバトですが身体は黄緑色。
「アオーアオー」と鳴くことからこの名が付けられたと言われています。
大放育場
本園最後の紹介は大放育場です。
ここではツルやシカが大型の展示場で飼育されています。
広くて見づらいときがあるのも醍醐味ですね。
クロヅルです。
タンチョウよりも一回り程小さくグレーっぽい羽を持っています。
こちらではヤクシカが暮らしています。
換毛期が終わろうとしています。
夏毛特有のこの白い斑点は鹿の子模様と呼ばれています。
水生物園(分園)
続いては水生物園へ向かいました。
本園の正門を出て歩道橋を渡ってから徒歩2~3分程で到着します。
入場券は本園と共通して使えるので、なくさないようにしましょう。
本園のときもそうでしたが、自然に囲まれているのが素敵です。
水生物館
水生物館では川魚やカエルなど、淡水で暮らす生き物たちが展示されています。
入り口の正面にミズグモがいました。
水中や身体に空気を持ち運ばれているのが独特で面白いですね。
井の頭池を再現した水槽です。
魚は上手く撮れなかったので、カイツブリだけでも。
こちらの水槽ではトウキョウサンショウウオの赤ちゃんがいあmした。
アズマヒキガエル。
背中がゴツゴツしていますね。
こちらは川の流域ごとに棲む魚が展示されています。
同じ川でも流域によって生態系も変わってくるのが面白いですね。
こちらの水槽では都市の公園で見つかった外来種が展示されています。
こちらの水槽はかつての井の頭池の様子が再現されています。
こちらでの水槽では3種のカメが暮らしています。
こちらはイノカシラフラスコモ。
一見すると普通の水草ですが、実は絶滅したと思われていた種なんです。
「かいぼり」という池の水を抜き天日干しにしたことで地底で眠っていた卵胞子から発芽し、2016年の春に59年ぶりに発見されました。
ちょうど特設展示も設置されていました。
水鳥
外に戻ってきました。
こちらのズラッと並んだケージに多種多様な水鳥が暮らしています。
こちらは6月25日に産まれたヒナです。
まだ誕生から1か月も経っていないのに随分と成長されていますね。
嘴ピンクな子がいるなと思ったらヒナでした。
6月の6日と8日にそれぞれ1羽ずつ孵化したようです。
鳥の成長スピード凄い……!
オスのオシドリです。
こんなにも変わり果てちまって……!
オスのオシドリと言えば立派な飾り羽が特徴的ですが、恋の季節が過ぎるとどんどん抜け落ちてメスのような地味な姿に落ち着きます。
こちらはオシドリのヒナです。
6月に計6羽のヒナが誕生したようです。
井の頭自然文化園、鳥にカモシカに現在は非公開ですが5月にはアムールヤマネコも4頭誕生していて、繁殖実績が凄いです。
オシドリのヒナ可愛すぎます……!
ハクチョウデッキ
ハクチョウデッキは井の頭池と繋がっている見晴らしの良い展示場です。
ハクチョウはもちろん色々な水鳥や野生生物も見ることができます。
おわかりいただけましたでしょうか……?
なんと、野生のスッポンが来ていました!
しかも、2匹!
泳ぐ姿も見られました。
今年は上野動物園に行った時も見られましたし、何かと縁がありますね。
さらにカワウもやってきました。
潜水したと思ったらザリガニのようなものを捕まえていました。
謎の黄色い液体をまき散らしながら抵抗していましたが、カワウはものともせず丸のみにしていました。
野生ならではの姿を見られたと思います。
井の頭池のアイドル、カイツブリももちろんいました。
こちらはカイツブリの幼鳥です。
一生懸命潜水して餌を探している姿も見られて微笑ましかったです。
まとめ・感想
以上、井の頭自然文化園現地レポートの紹介でした。
まずは無事にニホンカモシカの赤ちゃんが見られたのが嬉しかったです!
生後11日とは思えない腕白さで元気な姿を振舞ってくれました。
テンを初めて写真に写すことができたのも思いがけない成果でした。
水生物園では色々なヒナを見られたり、色々な野生生物に出会えたのも楽しかったです。
中でも去年は逃げられてしまったカワセミの撮影にようやく成功することができました!
出会い頭だったので少しピンボケしてしまいましたが、小魚を加えているところも見られました。
総じて成果の多い最高のひとときでしたね!
では、今回はここまでになります。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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