こんにちは。
10月2日によこはま動物園ズーラシアに遊びに行ってきたので、そのときの様子をまとめました。
後編では日本の里山、アマゾンの密林、アフリカの熱帯雨林、アフリカのサバンナゾーンで撮った写真を載せています。
ぜひお楽しみください!
日本の里山
ここでは日本の緑豊かな里山を再現されています。
日本の動物は落ち着いた色をしていることが多くて、まさに和なテイストです。
コウノトリ
コウノトリはロシア極東地方や中国北東部で繁殖し、台湾、韓国、日本などで越冬する渡り鳥です。
日本でも1959年頃までは繫殖活動が見られてましたが、1971年を最後に日本の空から姿を消してしまいました。
一度は野生絶滅しましたが、2005年からは兵庫県コウノトリの郷公園で飼育下で繁殖した個体を野生復帰のための放鳥活動が行われています。
ズーラシアでもコウノトリの繁殖行動に取り組んでおり、2019年には同園で13年ぶりのヒナが誕生しています。
現在は200羽以上が野外で暮らしており、今年の9月には葛西臨海水族園に野外で自然ふ化した野生個体がやって来るなど、着実に成果が出ているようですね。
ホンドタヌキ、ニホンアナグマ
ホンドタヌキは本州・九州・四国に生息するタヌキの亜種です。
ズーラシアでは野生保護されたタヌキが2頭飼育されています。
上目遣いが可愛すぎます……!
横顔はけっこう凛々しいです。
平原から標高2000mを超える亜高山帯まで幅広く生息していますが、最近は都心にも生活圏を広げ、目撃情報やトラブルも増えるようになりました。
ホンドタヌキの反対側にはニホンアナグマが暮らしています。
タヌキとシルエットが似ていますが、タヌキはイヌ科の仲間、アナグマはイタチ科の仲間と全く別の生き物なんです。
タヌキやキツネと比べると影が薄いですが、同様に人を化かす動物とされています。
ニホンツキノワグマ
ツキノワグマの展示エリアはとにかく広々としていて、もはや展示場自体が見どころといっても過言ではありません。
100~130cmほどの大きさで草食性の強いクマです。
普段は単独で行動しますが、縄張り意識は薄く他個体と行動範囲も大きく重なります。
ドングリなどの食糧が不足すると人里まで降りてくることもあります。
秋になって食糧不足が解消するとクマの出没も収まりますが、最近では不作などが原因で大量出没が収まらないことも多く、社会問題の1つとして取り上げられるようにもなりました。
ニホンザル
ニホンザルの展示場も大変豪華です。
ズーラシアは水の使い方が凄いですね。
ニホンザルはヒト以外で最も北に生息している霊長類の仲間です。
寒さを凌ぐために仲間で集まって団子になったり、温泉でぬくぬくする姿も有名ですね。
水の中から何かを拾いました。
木の実でも落ちていたのでしょうか。
日陰で隠れてもぐもぐ。
ちょくちょく上を見上げて様子を伺っていました。
こそこそしている感じが可愛かったです。
アマゾンの密林
アマゾン川の流域の沼地、ジャングル、アンデス山脈を再現したゾーンです。
オオアリクイ・ヤブイヌ・メガネグマ
オオアリクイは世界最大のアリクイの仲間で、体長は1mを超えます。
歯がない代わりに60cmもの長い舌を高速で出し入れして一日に約3万匹のシロアリを食べます。
動物園ではシロアリの代わりに食虫動物用のペレットや馬肉のミンチなどをおかゆ状にしたものを食べています。
泳ぎが得意な原始的なイヌ科の仲間、ヤブイヌ。
小屋で寝ていた姿は、私の知っているヤブイヌとは全然違った……笑
メガネグマは年米に生息する唯一のクマの仲間です。
メガネのフレームような模様が特徴的なのですが、個体差が激しくて綺麗なメガネ模様をしている個体ってあまり見たことがないですね。
果実などの植物が主食ですが、時に昆虫やネズミなども食べるようです。
アマゾンの密林ゾーンには他にアカハナグマ、ウーリーモンキーが暮らしています。
アフリカの熱帯雨林
アフリカ大陸中央部に広がる熱帯雨林を再現したゾーンになります。
オカピ
キリンの仲間であるオカピは屋外展示と屋内展示の両方が行われています。
今回は外でも見られましたが、端っこの方でまったりしていました。
屋内では草をむしゃむしゃ。
足はシマシマ模様ですが、顔の形はキリンを彷彿とさせます。
ジャイアントパンダ、コビトカバと並んで世界三大珍獣になぞらえられることで有名ですが、何らかの基準によって定義されたものではなく我々日本人が勝手に言っているだけなのです。
チンパンジー
チンパンジー。
岩の上でゴロン。
何故か妙にグラビアっぽい写真ばかりになってしまいました笑
アフリカのサバンナ
アフリカの草原、サバンナを再現したゾーンになります。
4種の混合展示が特徴的です。
アビシニアコロブス
白と黒のツートンカラーと長い尻尾がオシャレです。
頭はまるで角刈りのようです。
リーフイーターと呼ばれる木の葉を主食にする種で、胃の中で共生するバクテリアが木の葉を消化を助けてくれます。
アフリカンバードハウス
アビシニアコロブスの先にあるアフリカの鳥エリアになります。
ズグロウロコハタオリは木の枝に下向きの巣を作るのが特徴的な鳥です。
繁殖期のオスはこのように黄色と黒に変わり、背中には鱗のような模様に生え変わります。
ベニハチクイはその名の通りハチを食べる鳥です。
ハチ以外にはバッタやイナゴも食べます。
綺麗にソーシャルディスタンス。
ミナミジサイチョウ。
黒い羽とくちばしと紅い喉回り、そして最大130cmにもなる大きさが目を引きます。
今年の5月頃には茨城のペットショップから逃げ出した個体が千葉で捕獲されたことで話題になりましたね。
石がお気に入りなようで大事そうに持ち歩いていました。
同居している子も気になるようで後をついていきます。
このように取り合いになったり……。
しまっているのか遊んでいるだけなのか、岩のくぼみに入れてつついたりもしていました。
さらに良いタイミングで飼育員さんから餌をどっさり貰っていました。
ひょいと放り投げて上手に口の中に入れていました。
まさか、ミナミジサイチョウがこんなにも取れ高抜群だったとは……!
青、白、黒の羽が美しいフサホロホロチョウ。
アフリカの砂漠で暮らしているため、水を長期間飲まなくても耐えられるタフさを持っています。
小顔すぎて頭にピント合わせるのが難しかったです……。
リカオン
アフリカの草原やサバンナで暮らすイヌ科の仲間、リカオン。
群れのチームワークが良く、「アフリカの狩猟犬」と呼ばれるほど仮の成功率が高いと言われています。
リカオンは走るのが早くて撮るのが難しい……!
運良く、いい感じにが核に収められました。
ケープハイラックス
ネズミのような見た目をしていますが、イワダヌキ目という独立した分類に属されます。
こう見えてゾウの仲間と近縁だと考えられています。
似た先祖を持っているのにこうも見た目が変わるとは、進化とは面白いものですね。
ドラキュラのような長い牙は、ゾウと同じように一生伸び続けます。
また、蹄のような前足もゾウに似ていると言われています。
ライオン
ライオンは屋外、屋内の2つに分かれていて、屋内にはメスがいました。
眠そう。
大あくび!
若干ブレましたが、口内をバッチリ捉えられました。
鋭い牙を持っているのに綺麗に口を閉じられるの、良く考えたら凄いですね。
肉球もいただきました。
伸びた姿も。
色んな動きを見せてくれました。
お隣の屋外ではオスが暮らしていました。
時々鳴き声を上げて、メスと交信しているようでした。
混合展示
混合展示ではエランド、シマウマ、チーター、キリンが同居しています。
見晴らしの良い広々としたフィールドに肉食動物と草食動物が一緒に暮らすているのが見どころです。
前回行ったときは工事であまり見られなかったので、とても楽しみにしていました。
ウシの仲間、エランド。
雌雄共に角を持ちますが、オスの方が大きく成長します。
メスでも体長2mを超える巨体の持ち主ですが、1m以上の高さを超えられるほどのジャンプ力を持っていると言われています。
最小のシマウマ、グラントシマウマ。
ウマと付いていますが、生物学的にはロバに近いと言われています。
引き締まったお尻、いただきました。
この距離感遠目なシマウマが展示場の広さを物語っています。
草食獣に紛れてチーターも暮らしています。
チーターは自分より大きい動物は狙わないという習性を活かすことで、草食動物との混合展示が実現されています。
カメラ目線をしてくれたキリン。
アップで撮ると、おでこに一本の角、前角があるのがわかります。
キリンは5本角で、一番目立つ主角の他に後頭部にも後頭角と呼ばれる角を持っています。
全体を撮るだけで画になります。
引きで撮るとこんな感じ。
近くまで寄ってくれると感動しちゃいますね。
まとめ
以上、ズーラシア現地レポート、後編の紹介でした。
前回より1時間くらい早く来たのに、5時間ほど居座った末、閉園時間になっちゃいました。
しかし、これでも全ては回り切れていないので……ズーラシア、恐るべし……。
嬉しかったのは、混合展示でチーターがキリンたちと同じ空間にいる瞬間を見れたことです。
写真を撮れなかったのが残念……!
混合展示場はかなり広かったので、思ったよりチーターと草食動物を一緒に写すのは難しかったです。
あと、バードショーはやってないと思ってまるまるスルーしちゃいましたが、どうやら練習の様子を見学することはできたみたいです。
次行くときは、バードショーで活躍する鳥たちも拝見したいと思います!
では、今回はここまでになります。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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