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【解説】ホッキョクグマが氷の上を歩ける理由【動物プチ知識#2】

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 こんにちは。

 知っているとより動物園が楽しくなるプチ知識、今回はホッキョクグマについてです。

 

 皆さんはホッキョクグマをご覧になったことはありますか?

 日本でも多くの動物園で飼育されているので、1度は見たことがあるという方が多いのではないでしょうか。

 動物園ではコンクリートやそこに積もった雪の上を歩きますが、野生では氷の上を歩いていますよね。どうしてツルツル滑る氷の上を歩いても滑って転んだりしないあまりか、走ることさえできるのでしょうか。

 

言われてみれば確かに!

考えたこともなかったな。何か秘密でもあるんかね?

 

 ホッキョクグマが氷の上でも滑らずに歩ける理由はここにあります。

 

 

 

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旭山動物園にて(2019.11.29 撮影)

 

 足の裏です!

 

 ホッキョクグマの足の裏には毛がビッシリ生えており、滑り止めとしての役割を持つほか、低温から守るとげとげした氷から足裏を守る機能もあると考えられています。

 水中だけでなく氷上でも狩りや生活を行うホッキョクグマにとってなくてはならない機能です。

 上記の旭山動物園のように水槽のプールを泳いでいる時にガラス越しに見ることができるかも?動物園、水族館で見た時はぜひ足の裏にも注目してみてください!

 

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天王寺動物園にて(2019.12.07 撮影)

 

 そんなホッキョクグマですが、地球温暖化により氷の面積が減ったことで狩りの成功率の低下、子育ての問題により、個体数を急激に減らしています。

 氷が無ければ生活ができないホッキョクグマは気候変動対策を取らなければ2100年までに絶滅の恐れがあるという研究発表が2020年の7月に出ました。

 

それは悲しいニュースだな……。

 

 ただ、発表の中では「社会が一体になれば救える時間はある。その行動はホッキョクグマのみならず人類を含めた全ての生き物を助けられる」と博士が語っており、温室効果ガスを減らし気候変動を食い止めることがホッキョクグマのためにも自分たちのためにも大切なことになってきます。

 

ホッキョクグマだけが被る問題じゃないもんな。

他人事と思わずに未来を考えてみよう~!

 

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日本平動物園にて(2020.9.26 撮影)

 

ホッキョクグマを飼育している動物園一覧

 

(2020年11月8日現在、日本動物園水族館協会に加盟している施設のみ)

 

 

とべ動物園のピースに一度会ってみたいんだ~。

 

youtu.be

 

 とべ動物園のピースは母熊の育児放棄により飼育員の手で育てられた過去を持ちます。当時国内で誕生したホッキョクグマの赤ちゃんの生存確率が低かったのに加え、成功例のなかった人工哺育をとべ動物園は初めて成功させたのです。

 

 それゆえに動物園とピースの関係は切っても切れない関係で結ばれ、今では看板動物としてみんなから愛されている存在となりました。

 

 

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参考

 

 

 

 

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