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【レポ#31】ナマケモノはよく動く!千葉市動物公園現地レポート(2021/10/23)【後編】

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 こんにちは。

 

 10月23日に千葉県の千葉市動物公園に遊びに行ってきたので、そのときの様子をまとめました。

 

 こちらの後編では平原ゾーン、動物科学館、鳥類・水系ゾーンの様子をお届けします。

 前編ではモンキーゾーン、子ども動物園、小動物ゾーンの様子を公開しているので、ぜひ併せてご覧ください!

 

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平原ゾーン

 

 平原ゾーンはアフリカ平原の生態風景を再現しており、ハイエナやチーターなどの肉食獣やゾウ、キリンなどの草食動物が展示されています。

 

ブチハイエナ、チーター

 

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 ブチハイエナ、メスのエサンドワです。

 千葉市動物公園では3頭のブチハイエナが飼育されていますが、エサンドワを見るのはこの日が初めてでした。

 

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 千葉市動物公園では単独で展示されていますが、野生では野生では「クラン」と呼ばれるメス中心の群れをつくります。

 

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 現在はメスのイトゥバとオスのカロアが裏でお見合いをしているようです。

 上手くいって赤ちゃんが誕生するのか、ドキドキしますね。

 

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 なかなか良い顔してるでしょう?

 

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 話題沸騰中のチーター。

 赤ちゃんチーターは月曜日と木曜日のみの展示のため、平日お仕事の私が見れることはないでしょう……笑

 

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  走ることに特化したため、爪をしまう機能はなく、顎は小さいため嚙む力も強くありません。

 

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 お利口にお座り。

 2頭しか見た記憶がないのでアジャブとアイワの姉妹かと思ってましたが、この模様はオスの3兄弟のうちのフィンとほぼ一致してる気がします。

 個体識別……難しい……。

 

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ライオン、アフリカタテガミヤマアラシ、ミーアキャット

 

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 ライオン、オスのアレンです。

 

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 かっこいい~。

 

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 今年の5月から展示が始まったアフリカタテガミヤマアラシ。

 寝顔、伝わってますか?

 

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 ミーアキャット。

 モートタイプの展示場が見やすさ抜群です。

 

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 寒さに弱いためこの季節になると日向ぼっこをする時間が増えます。

 展示場内のヒーターに集まったり仲間同士で団子になるのも冬の風物詩です。

 

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 室内との出入り口で行き来するミーアキャット。

 

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 穴、塞いじゃいました。

 

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 壁の方が暖かいのかな。

 

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グレビーシマウマ、アジアゾウ、アミメキリン

 

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 グレビーシマウマ。

 最も大きいシマウマの仲間です。

 

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 正面顔が美しい。

 

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 アジアゾウ。

 一日のうち18~20時間も食事に費やす大食い動物です。

 

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 鼻には骨がなく筋肉でできているので、器用に使うことができます。

 

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 アミメキリン。

 言わずと知れた最も背の高い動物です。

 

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 首だけじゃなく足も長いので、赤ちゃんは生まれた瞬間に約2mの高さから落下するという試練が待ち構えています。

 

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アフリカハゲコウ、オオカンガルー

 

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 アフリカハゲコウ。

 その名の通り、頭部に羽毛の生えていないコウノトリの仲間です。

 

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 ピンク色の大きなのど袋を持っていますがほとんど鳴くことはなく、クラッタリングというくちばしで音を鳴らす方法でコミュニケーションを取ります。

 

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 オオカンガルー。

 オーストラリア東部に生息する大型のカンガルーです。

 

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 枝のことを気に入ったようで大事そうに持っていました。

 

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フラミンゴ、マレーバク

 

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 フラミンゴ。

 大型ケージの中で暮らす3種のフラミンゴを観察できます。

 

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 ケージの中のフラミンゴはみんなゆったり。

 フラミンゴは単独だとストレスを感じてしまうため、たくさんの仲間と一緒に展示されています。

 

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 チリーフラミンゴ。

 上半分が白く、下半分が黒いくちばしが特徴です。

 

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 踵と水かきが赤色なのもポイントです。

 

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 ベニイロフラミンゴ。

 最も大きいフラミンゴの仲間です。

 

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 羽ばたく瞬間、イマイチな取れ高……。

 写真撮影ももっと上手くなりたいもんです笑

 

 ここにはもう一種、コガタフラミンゴが展示されているのですが、個体数が少なく見つけるのが困難です。

 次行くときはコガタフラミンゴを見つけます!

 

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 マレーバク。

 オスのユメタくんです。

 

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 鼻とと上唇は合体しているので、ゾウに少し似ています。

 

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 美しい瞳、いただきました。

 

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動物科学館

 

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 動物科学館には動物展示以外にも図書館などの学習施設やカフェなどが入っています。

 動物展示はバードホールや小型サル、夜行性動物が展示されています。

 小型サルと夜行性動物は暗くて撮影が難しいので、バードホールのみを撮りました。

 

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 バードホールは熱帯雨林を再現した展示場で、鳥やナマケモノが展示されています。

 毎日午後の2時40分くらいにスコールが降り注ぐのが特徴です。

 今までスコールの時間に立ち会ったことがなく、この日初めて見ることができました。

 

ソデグロバト、ツキノワテリムク

 

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 ソデグロバト。

 スコールで水浴びをしているからか、もっさもさです。

 

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 こちらはほっそりしています。

 

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 ツキノワテリムク。

 胸あたりに白い模様があるのが名前の由来だそうです。

 ツキノワグマと同じ発想ですね。

 

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オオオニハシ、フタユビナマケモノ

 

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 オニオオハシ。

 「オニ」とは大きいという意味で、最も大きいオオハシの仲間です。

 

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 特徴的な大きいくちばしは求愛に用いられるそうです。

 また、ゾウやウサギの耳と同じように外気に触れることで血の温度を下げ体温調整をする、ラジエーターとしての役割も担っています。

 

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 フタユビナマケモノ。

 スコールの刺激によって天井まで移動していました。

 

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 ナマケモノは省エネを極めた動物なので、体温調節も苦手です。

 雨に濡れると冷えてしまうため、スコールを避けようとしているのでしょうか。

 

 

 本気を出したナマケモノはけっこう速いです。

 

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 最後は茂みに戻ってフェードアウト。

 この中に入ると見つけるのは大変困難です。

 

 スコールこそがナマケモノを見つける一番の近道でした。

 

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ホオジロオナガガモ、アカミミコンゴウインコ

 

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 ホオジロオナガガモ。

 マングローブ林に生息し、木の根元で巣作りをします。

 

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 アカミミコンゴウインコ。

 目に優しそうな色合いをしています。

 

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 農地開発による生息域の減少やペット目的の乱獲で個体数は激減しており、IUCNレッドリストでは「深刻な危機」を表す「CR」に指定されています。

 

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鳥類・水系ゾーン

 

 ここでは色々な鳥や水辺に暮らす動物が暮らしています。

 

ハシビロコウ

 

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 千葉市動物公園ではオスのじっととメスのしずかが暮らしています。

 じっとくん、木の上に乗っています。

 

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 「動かない鳥」として有名ですが、その理由は獲物である魚をじっくり狙って捉えるためです。

 魚の他にはカエルは小鳥、小さな哺乳類など色々食べます。

 

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 動物園では獲物がいるわけではないので全く動かないなんてことは無く、けっこう動いています。

 運が良ければ飛ぶ姿を見ることもできますよ。

 

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 こちらはメスのしずかちゃん。

 こちらの方が顔がマイルドな気がします。

 

 

 閉園前のおうちに帰宅後ご飯である鯉を食べていました。

 この時間は歩いたり飛んだり、飼育遺産が来てからはお辞儀やくちばしを鳴らすクラッタリングをして愛情表現をしたり、アクティブな姿を見れました。

 

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イヌワシ、オジロワシ

 

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 イヌワシ。

 日本では天然記念物に指定されている猛禽類です。

 

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 木の少ない山岳地帯に生息し、ウサギやカモなどを食べています。

 

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 オジロワシ。

 ヨーロッパやユーラシア北部に生息し、日本では北海道で繫殖しています。

 

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ヘビクイワシ、エジプトハゲワシ

 

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 ヘビクイワシ。

 白い羽にオレンジ色の顔、キラキラした瞳を持つ美しい猛禽類です。

 ヘビを食べる珍しい鳥ですが、昆虫やネズミなど一般的な獲物も食べます。

 

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 木の隙間から覗き見させていただきます。

 

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 どうやら巣作りをしているようでした。

 

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 エジプトハゲワシ。

 生きてる動物はもちろん、他の動物が食べ残した死骸まで食べる鳥です。

 

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 道具を使う珍しい鳥で、石をぶつけてダチョウの卵を割って中身を食べます。

 道具を使えるエジプトハゲワシも凄いですが、石をぶつけなきゃ割れないダチョウの卵の硬度も凄いですね。

 

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カモ、ガン

 

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 続いては混合展示されているカモたちの様子です。

 アカツクシガモはキツネ色をした美しいカモの仲間です。

 

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 オシドリ。

 おしどり夫婦という言葉がありますが、実際のオシドリの夫婦は繁殖期間の5ヶ月ほどで解消されるドライな関係性です。

 

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 ツクシガモ。

 九州は筑紫地方の有明海に飛来することが名前の由来と言われています。

 

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 マガモ。

 アヒルの原種です。

 

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 オスは光沢のある深い緑色をしていますが、メスはカルガモのような目立たない色をしています。

 

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 シジュウカラガン。

 アラスカ付近にあるアリューシャン列島に生息し、かつては日本にも冬鳥として当たり前に見られていたようですが、今ではほとんど姿を消しました。

 

 一度は絶滅状態にまで追われましたが、千島列島で行われた放鳥プロジェクトにより2017年には5000羽以上が渡来するようになりました。

 

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 キンクロハジロ。

 托卵という別の巣に卵を産み、その巣の親を自分の子と騙して育てさせる習性があります。

 

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 サカツラガン。

 頬の部分が赤っぽく酔っぱらっているように見えることから「酒面ガン」と名付けられたそうです。

 シナガチョウの原種と言われています。

 

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 ヨシガモ。

 オスは頭部が緑色をした鮮やかな色で「ナポレオンハットを持つカモ」と呼ばれています。

 メスはこの通りとても地味な色をしています。

 

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 アカハジハジロ。

 ご飯をスズメに占領されて悲しそう。

 

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カリフォルニアアシカ、ケープペンギン

 

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 カリフォルニアアシカ。

 7月に1歳メスのマメちゃんが仲間入りし、賑やかになっています。

 

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 ちょうどご飯の時間に立ち会えました。

 身体の小さなマメちゃんが大人に負けず頑張っていたので、マメちゃんに注目してみました。

 

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 まるで茄子……。

 

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 このマメちゃんですが、11月16日に胸腔内出血により死亡しました。

 前編で紹介したコツメカワウソのイチに続き、私が行ってからこのブログを上げるまでの間に2匹も死んでしまうとはとても残念です。

 

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 最後はケープペンギンです。

 アフリカ大陸に暮らす唯一のペンギンの仲間です。

 

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 こんな姿勢になりたい日もある。

 

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 鳴き声がロバに似ているため、ジャッカスペンギン(オスのロバのペンギン)とも呼ばれています。

 

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 何だか良い雰囲気です。

 

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まとめ

 

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カラスに占領


 以上、千葉市動物公園現地レポート、後編の紹介でした。

 

 もう10回以上来ている動物園だというのにこの日もまた新しい発見がたくさんありました。

 動物園……全く侮れません。

 

 一方でコツメカワウソとカリフォルニアアシカの死という悲しい出来事もありました。

 こうして写真やブログを通して彼らの元気だった姿や生きていた証を残せていけたら良いなと思います。

 

 それでは、今回はここまでになります。

 最後まで読んでくださりありがとうございました!

 

 

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