こんにちは。
12月4日に東京都品川区のしながわ水族館に行ってきたので、そのときの様子をまとめました。
4月以来約8か月ぶりの訪問でした。
前回と比べてコツメカワウソの登場、トンネル水槽の復活などいくつかの変化がありました。
クリスマスシーズンだろうと何だろうと一人で行く、それが私です。全然寂しくない!よ!
前編では東京の海エリアやイルカ、アシカショー、ペンギンなどを載せています。
今回もたくさんの生き物の写真を撮ってきたので、楽しんでいただけたら幸いです!
- いざ、入館!
- 東京湾に注ぐ川
- 東京湾の干潟と荒磯
- 品川と海
- 潮の満ち干と生物
- ムサシトミヨ
- ペンギンランド
- アザラシ館
- イルカ・アシカスタジアム
- 群れを作る魚たち
- 東京湾に棲む生物たち
- イカ・タコの仲間
- まとめ
いざ、入館!
最寄り駅は京浜急行の大森海岸駅です。
JR品川駅で降りるとアクアパーク品川に行ってしまうので、ご注意ください。
JR京浜東北線からは無料バスも出ています。
立派なマンションの間に板挟みにされています。
右奥の坂を進んだらいよいよ入り口です。
料金は大人で1350円です。
前売りのWEBチケットを買うのが基本ですが、完売していなければ当日券を現地で購入することもできます。
開館30周年イベントとして人気声優による音声ガイドが公開されていました。
スマホにアプリをダウンロードすることで聞けるのですが、私は館内を見たり撮影するのに夢中で聞く隙がありませんでした笑
入り口には季節柄クリスマスツリーが置かれ、館内も少し華やかになっていました。
クリスマス当日では無いですが、こんなのが置いてある場所に一人で行ってるのはもうクリぼっちなんよ。
東京湾に注ぐ川
入って一番最初のエリアです。
ミズナラの巨木が中央に配置され、その周辺に川に棲む生き物たちが暮らしています。
木の中にも水槽があるのですが、現在は立ち入り禁止にされていました。
釣りや食用として日本でも馴染み深いサケの仲間ですが、実は北アメリカ原産の外来種です。
カワムツ、オイカワ、ウグイ、こう見えてみんなコイの仲間です。
ギンブナはほとんどがメスで、その多くがメスのみで繁殖します。
生まれてくる子どもはメスのみの遺伝子を受け継くという、いわばクローン生物なのです。
東京湾の干潟と荒磯
手前では河口付近に土砂が堆積したことでできた干潟に暮らす生き物が暮らしています。
東京湾の干潟は埋め立てにより約9割も失われてしまったため、現在は僅かしか残っていません。
奥側は荒波が打ち寄せる岩石の多い磯を再現しています。
前回と変わらずアマビエにコスプレしたしなフィンが置かれていました。
可愛い見た目をしていますが、オコゼの仲間は背びれに猛毒を持っている危険生物です。
ハゼの仲間です。
生息地が太平洋側と日本海側で見た目が異なり、この黒帯が6本の子は太平洋型です。
品川と海
品川の海岸をジオラマで再現しています。
都会の海を覗いた気分になれる、私のお気に入りのエリアです。
別名、ヒダリマキとも呼ばれています。
同じタカノハダイ科のミギマキの対として付けられたと考えられていますが、帯の模様はどちらも同じ向きです。
尾びれには可愛らしい斑点があります。
潮の満ち干と生物
干潮によりできる潮溜まりに取り残された生き物が展示されています。
潮溜まりは小さいながらも環境の変化が非常に激しい面白い世界です。
名前がわからなかったのですが、カエルウオの仲間かな……?
ムサシトミヨ
トゲウオ科のムサシトミヨはかつては東京でも見られる魚でしたが、都市化や河川工事などの影響で現在は埼玉県のごく一部でしか確認されていません。
しながわ水族館はこの絶滅危惧種であるムサシトミヨの繁殖を手掛けています。
トゲウオの仲間は産卵期になるとオスが腎臓から粘液を出して、水草などを使って巣を作ります。
寿命は1年ほどと短いため、生まれた卵を飼育員さんが保護して安全に孵化させることで数を増やしています。
ペンギンランド
しながわ水族館ではマゼランペンギンが飼育されています。
南アメリカ沿岸の温暖な地域に生息するペンギンです。
すみっコぐらし。
今年の5月に生まれたヒナのペペかな。
良い感じに成長していますね。
すいすい~。
泳ぐ姿も可愛いです。
アザラシ館
アザラシ館ではゴマフアザラシが飼育されています。
2階建てになっており、水面・陸上の様子と水中の様子の両方を見ることができます。
水面に顔だけ出すのってけっこう大変そうですよね。
でも、気持ち良さそう。
B1階では360度ガラスのトンネル水槽になっています。
何やらギュウギュウに詰まっております。
上から見るとこんな感じ。
「たまに顔を出したらラッキー!」な作りのはずなのに、寝床に使われてしまっています笑
しながわ水族館では珍しいアザラシショーがあるのですが、人が多すぎるので断念しました。
平日の時は余裕があるので、いつかまた機会があれば……!
イルカ・アシカスタジアム
ここではバンドウイルカが飼育されている他、イルカとアシカのショースタジアムにもなっています。
正面は人の数が凄かったので、横から見るスタイルにしておきました。
アシカショー
事前に設置された仕切りの紐で遊ぶイルカ。
しながわ水族館のアシカショーを見るのは今回が初めてでした。
プールのイルカはそのままで、水中パフォーマンスは行わないスタンスのようです。
出てきたのはアシカの仲間であるオタリア、メスのミリアちゃんです。
日によってはミナミアフリカオットセイの時もあるようです。
ご覧の通り、ショーの内容もクリスマス仕様になっていました。
季節に合わせて内容がアレンジされているのが良いですね。
イルカショー
ショーの前にブラシでゴシゴシ。
なんて愛らしい……!
どこに売ってるんだそのボール。
小さい方は一昨年しながわ水族館で生まれたミントくんですね。
トレーナーさんのサンタコスだけではなく、しながわ水族館開館30周年記念の特別パフォーマンスでした。
和田アキ子さんのYONA YONA DANCE に合わせてハンドダンスをする観覧者参加型のショーでしたが、私はカメラを向けるのみ……。
協調性がなくて申し訳ないです笑
群れを作る魚たち
こちらの右手側では群れを成す魚たちが展示されています。
マイワシ。
円柱状の水槽でぐるぐる回っています。
食卓に出る魚が泳いでいる姿を見るのが好きです。
見た目がそっくりなネンブツダイとクロホシイシモチが展示されています。
こちらはクロホシイシモチ。
目の上に黒い点があるのが特徴です。
ネンブツダイは目の上に黒い線があるのですが、残念ながら見つけられず……!
こちらではサクラダイとシキシマハナダイが飼育されています。
他にもオニオコゼやトラザメ、イセエビなどが隠れています。
サクラダイのメス。
メスはオレンジ色の身体を持ち、背びれの中央には黒い点があります。
サクラダイのオス。
赤い身体に桜の花びらのような模様があります。
ハナダイ仲間は性転換をするのが特徴で、群れの中で一番大きいメスがオスに変わります。
シキシマハナダイ。
サクラダイなどのハナダイの仲間はハタ科ですが、シキシマハナダイはシキシマハナダイ科と独立した分類になっています。
どちらにせよ、タイではありません。
東京湾に棲む生物たち
「群れを作る魚たち」エリアの隣では東京湾に生息しているユニークな生き物が展示されています。
こちらでは多種多様なイソギンチャクが見られます。
ヒメハナギンチャク。
体の表面から出る粘液で「棲管」と呼ばれる巣を作り、その中で暮らしています。
触手に触れた魚やクラゲを捕食します。
こちらでは一見サンの仲間の展示に見えますが……。
ど真ん中にムギワラエビがいます!
エビと付いていますが、ヤドカリの仲間です。
明治13年に東京湾で新種として発見されて以来姿を消していましたが、2015年に再び東京湾で再発見されたロマンある生き物です。
イボヤギなどのサンゴの仲間です。
触手を使って動物プランクトンを捕食します。
水槽の中にはひっそりとカニも展示されていました。
名前はわからないのですが、このカニがめちゃめちゃ可愛かったです🥰
— キロ🐾 (@kr_tanulf) 2021年12月12日
※音が出ます!#しながわ水族館 (2021.12) pic.twitter.com/RgcgdMhdBh
つい動画にも撮っちゃいました。
隣では水族館の仕組みが公開されています。
生き物イラストレーターで有名なぬまがさワタリさんのイラストがありました。
どうやら謎解きゲームができるみたいですよ。
イカ・タコの仲間
軟体動物であるイカとタコが展示されています。
水槽もタコたちの習性を活かした作りになっています。
マダコ。
ユニークな水槽を一切無視し、端っこでひっそり。
イカも奥に行ってしまい撮れませんでした。あちゃ~。
寂しそうな蛸壺も無駄に撮っておきました。
まとめ
以上、しながわ水族館現地レポート、前編の紹介でした。
今年の私は全然クリスマスを感じてなかったので、ここが私のクリスマススポットでした笑
その他はいつもと変わらない様子で安心しました。
都内の水族館としては地味な感じがもしれませんが、そこがしながわ水族館の魅力がと思います!クリぼっちにもきっと優しい!笑
後編ではトンネル水槽や世界の海のお魚たちが見られるB1階をご紹介いたします。
ぜひそちらもご覧ください!
では、今回はここまでになります。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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