こんにちは。
10月27日に埼玉県東松山市の埼玉県こども動物自然公園に遊びに行ってきたので、その時の様子をまとめました。
昨年の1月以来、2度目の訪問でした。
施設のリニューアルやスナネコ等の新しい仲間の来園、そしてシンプルにスルーしていた場所にも行った為、前回よりもたくさんの動物に出会うことができました!
他ではなかなかお目にかかれない動物たちの写真もバッチリ撮れましたので、ぜひご覧ください!
いざ、入園!
池袋駅から約50分、10時頃に高坂駅に到着しました。
時計の時刻がおかしいのは行きではなく帰りに取ったからです笑
駅前には鎌倉殿の舞台として幕が飾られていました。
駅ターミナルから出発するバスに乗って10分弱、動物園に到着です!
平日なので人は少ないですが、遠足の子どもたちがたくさん来ていました。
キッズに紛れる大人一人、ちょっと気まずかった……笑
一般料金700円でいざ入園!
チケットは入園と同時に回収されてしまうのがちょっと寂しいです。
入園するとすぐ見えるのが埼玉の県鳥、シラコバトのマスコットであるコバトン。
ケージにはちゃんと本物がいますよ。
コツメカワウソ、ぴょんぴょん村
まずはコツメカワウソのエリアからです。
木や土などで作られた自然を感じさせる展示場です。
展示されていたのはモモ、ツクネ、セセリの姉妹でした。
焼き鳥……?
一瞬起きた瞬間を激写(白飛び)
飼育場は複数あり、こちらではビジュという男の子が暮らしていました。
モモたちのお父さんのようです。
生きてるのか……?
ほっ、生きてました。
ぴょんぴょん村ではウサギが放し飼いされています。
お客さんも入れますが私は外からだけにとどめておきました。
荒々しい地面に置かれたメルヘンな小屋がシュールです。
もっちもちだ……。
動物園のウサギはケージ中で暮らしていることが多いので、動き回る姿を見られるのは意外と珍しい気がします。
なかよしコーナー、乳牛コーナー
なかよしコーナーは動物を間近で見られたり触れ合ったりできる動物園の定番コーナーです。
まさかの爬虫類もいますが、ガラス越しなのでもちろん触れられません。
こちらから放し飼いされてるヤギのいる広場に入ります。
やはり中には入らず外から撮らせていただきました。
一人だとこういうのハードル上がっちゃうんですよね笑
いろんなジャンルの生き物も暮らしています。
ヤギ以外にもウサギやモルモットと触れ合うこともできるようです。
なかよしコーナーを離れ、乳牛コーナーにやってきました。
ここの動物園、展示場の一つ一つに距離があるので移動が大変です……。
色んな品種のウシさんがいました。
ウシ柄の可愛らしいタンクがありました。
これは飼料タンクというウシの餌を保管するものだそうです。
ここでは乳しぼりの体験イベントを毎日開催されている他、月に1度バター作りに参加することもできます。
乳しぼりは参加費無料、バター作りも300円で参加できるとのことなので、かなりリーズナブルですね。
プレーリードッグ、フェネック、ミーアキャット
ここからは定番の人気者が続きます。
こちらはプレーリードッグの展示場です。
大家族ですね。
柔らかい土が敷かれているので、プレーリードッグ自ら穴掘りする野生本来の姿を見ることができました。
こちらはフェネックの展示場です。
茂みの奥からこんにちは。
こちらはミーアキャットの展示場です。
独特な形をしていますね。
お立ち台の上から警戒のお仕事をしていました。
マヌルロック、レッサーパンダ
昨年の3月にリニューアルオープンした新マヌルネコ舎、マヌルロックです。
ここではマヌルネコが展示されています。
ここではロータスという男の子が暮らしています。
圧倒的わがままボディ。
この仏頂面が魅力的です。
SCZ(埼玉県こども動物自然公園の略)ではタビーという個体もいますが、国内最高齢の14歳というお年寄りの為、バックヤードでのんびり過ごしているようです。
このように現状を掲示板に張り出しているのでファンの方も安心できて良いですね。
マヌルネコ付近にいるのがレッサーパンダです。
木を元気に登るアクティブな姿を見られました。
写真を撮り損ねましたが、ガラス張りタイプの展示場もありました。
園内マップには記載がありませんが、ひっそりとシロフクロウの展示場もあります。
オスは真っ白に近い羽になるのに対し、メスや子どもは黒の斑点模様があります。
ecoハウチュー
ネズミの仲間を中心に珍しい生き物がたくさん暮らしているecoハウチューです。
以前行ったときは感染対策により閉鎖されていた為、中に入れることをとても楽しみにしていました!
今年の6月から展示が始まったスナネコです!
今まで那須どうぶつ王国と神戸どうぶつ王国にしかいなくて見に行くハードルがとても高かったので、SCZに来てくれてすごく有難いです。
12月より長崎バイオパークでも展示が開始されるようですが、那須や神戸以上に遠い……。
この子はキサクくん。
2020年の8月に神戸どうぶつ王国で生まれた男の子です。
正面顔は撮れませんでしたが、この角度も凛々しい……。
キサクの隣の展示場にいるのがメスのアミーラです。
国内で初めて繁殖により誕生した子ですが、母親の育児放棄により人工保育で育てられたという歴史があります。
小さい子もスナネコを見られる配慮が施されていました。
ちなみに左下で丸まっているのがアミーラ姫です。
午前中はあんな感じだったので園を1周周って戻ってきたら、良い感じの位置に移動してくれていました。
奇跡のカメラ目線嬉しい……!
毛繕いペロペロ。
動画でも最強に可愛いです。
スナネコの展示場は通路がとても狭く、土日などのお休みの日はゆっくり見るのも難しいのではないかと思います。
私は平日に行ったので大丈夫でしたが、人がいる時は譲り合いながらスナネコを見守りましょう!
写真が暗くて何が何やらですが、この子はデグーです。
群れを作って暮らす生き物で、このようにお互い身を寄せ合い団子になる姿が可愛らしいです。
こちらはグンディの展示場です。
グンディを日本で見られるのはSCZと神戸どうぶつ王国だけのレア動物です。
特徴的な丸い耳は狭い岩場で生活するのに適しているそうです。
大人の隣にグンディの赤ちゃんもいました。
ちっさ~。
公式ツイッターで10月4日に産まれたとの報告があったのでその子だと思うのですが、何とこの日にも別の赤ちゃんが誕生していたようです。
可愛い姿とは裏腹に他個体を執拗に追い掛け群れから排除しようとする排他的な面があり、群れの管理や繁殖が難しい動物のようです。
繁殖に成功し大所帯になったのは飼育員さんの努力の賜物……素晴らしいですね!
突然のキス。
お互いの体を重ね合わせたりキスをするかのようなコミュニケーションが突如話題となり、一躍人気者になったこともありました。
ご飯はお野菜が中心のようです。
おチビちゃんも食欲旺盛です。
おチビちゃんのお食事動画は動画でも!
謎の生き物、ビスカチャです。
初めて耳にする生き物でしたが、日本ではSCZでしか見られないチンチラの仲間とのことでした。
正面顔は見せてくれませんでしたが、白黒の縞模様が何とも可愛らしかったです。
扉を挟んだ先には夜行性展示エリアがあります。
唯一撮れた写真がこのモモンガちゃんです。
モモンガを人生で初めて見ました……!
他にもハダカデバネズミやスローロリスなど珍しい生き物が勢ぞろいしていました。
プーズー、ペンギンヒルズ
ecoハウチューでネズミたちを堪能した後は、世界最小のシカに会いに行きました。
屋外展示場の子は見えづらい位置にいたのでガラス展示の子をば。
プーズーはチリととアルゼンチンの一部にしか生息していない希少生物です。
前まではSCZでしか見られない動物でしたが、去年の5月にここで暮らしていた2頭が神戸どうぶつ王国へお引越しし、そちらでも見られるようになりました。
神戸どうぶつ王国とはかなり繋がりが深いようですね。
プーズーのお隣は環境エンリッチメント大賞2022を受賞したペンギンヒルズがあります。
フンボルトペンギンが目の前で泳いでくれます。
こちら側に興味津々です。
ペンギンヒルズは広大な敷地でその名の通り丘になっています。
さらに凄いのがこちらです!
フンボルトペンギンの生息地であるチリのチロエ島が再現されており、まさに自然そのものです。
巣箱は飼育員さんが用意していますが、中には野生と同じように自力で穴を掘って巣を作るペアも確認されているとのことです。
巣箱の手前で力尽きとる……。
サイチョウ、こうのいけ
ペンギンヒルズを抜けるとまたしても長い道を歩かされます。
SCZはこのように一つ一つの展示場まで距離があるので、広さに対して動物の飼育数が特別多いというわけではありません。
5分歩いてたどり着いたのがミナミジサイチョウの展示場です。
その手前にクジャクやシラコバトの展示場もあるのですが、写真が撮りづらかったので割愛しました。
怪鳥のようなインパクト抜群ある鳥が複数飼いされているのには目を引きます。
特徴的な赤いのど袋は鳴き声を上げるときに膨らませます。
長くて大きい嘴は木などの固いものを砕くのに役立ちます。
ちなみに日本の動物園ではここと横浜のズーラシアでしか飼育されていないレアキャラなので、お見逃しなく!
こちらは鳥たちが暮らすケージに入れる展示場です。
中はこんな感じです。
7月にオープンしたばかりのこうのいけエリアです。
ここではコウノトリやかつて埼玉に生息していたとされる鳥類をメインに展示しているとのことです。
かつての日本を彷彿とさせる自然が広がっています。
魚をハンティングしていました。
シカとカモシカの谷、レストランガセボ
道なりに進みにこにこ橋を渡ると東園に入ります。
こちらのコバトンロードという長い一本道が展示場になっています。
木々に囲まれているので森林浴も楽しめます。
この写真が動物園の展示場という事実。
自然豊か過ぎてシカもカモシカも見つけられませんでした。
ウッドデッキの下に隠れてることもあるので、発見難易度はなかなか高いです。
外側に回っていくとコバトンロードと仕切られた展示場に着きます。
シカは立ち位置が微妙で撮れませんでしたが、カモシカは辛うじて一枚だけ撮れました。
コバトンロードを渡り切った先には東園の広場があります。
ちょうど12時を回ったお昼時だったので、レストランガセボで休憩することにしました。
醬油ラーメンを頂きました。
クオッカのイラストがプリントされた海苔がラブリーです。
他にもカレーやパスタ、軽食も用意されている万能なレストランでした。
カピバラ、ワラビー広場
休憩を終えたところで東園の動物たちに会いに行きます。
まずはカピバラ・ワラビー広場から。
中に入って間近で見ることができます。
カピバラは仕切られてますがワラビーは通路に放たれています。
ベネットアカクビワラビー。
ワラビーとはカンガルーの仲間の中でも小型のもに対して名付けられますが、明確な定義があるわけではないようです。
去年の1月に行ったときは冬季限定のカピバラ温泉仕様になってましたが、さすがに10月はまだ早かったみたいです。
まったり~。
穏やかに見えるカピバラも舐めてはいけません。
9月に群馬サファリパークで子どもが襲われたニュースがあったばかりですし、どんな動物にも迂闊に手を伸ばしてはいけませんね。
オーストラリア区の鳥
東園には大きな広場やアスレチックなどの公園があります。
ただでさえ大きい動物園で移動が大変なのにさらに公園で遊んだら、帰りは動けなくなっちゃいそうですね笑
そんな広場にひっそりとあるのがオーストラリア区の鳥エリアです。
ペットとしても認知されているインコなどが飼育されています。
コアラ、ナマケモノ、イワワラビー
続いては通り抜け式になっているコアラ舎です。
ガラス張越しに中の様子を観察できるようになっています。
この日は全員寝ていらっしゃいました。
コアラ舎は屋外放育場と繋がっています。
こちらではシマオイワワラビーが暮らしています。
険しい岩場に生息しており、高い場所も軽快に登ることができます。
美しい配置。
カンガルーコーナー、クオッカアイランド
カンガルーコーナーはウォークスルー式となっており、一部のオオカンガルーが放し飼いにされています。
カンガルーの展示場の中にまた別の動物の展示場があるという不思議な空間です。
ガマグチヨタカのケージは隙間から覗くようにしか見ることができない面白作りとなっていました。
そして、こちらが目玉動物でクオッカの展示場です!
平日は13:30~15:30、土日祝は10:00~13:00の時間のみ公開されています。
展示場には日除けや隠れ小屋が多く設置されています。
クオッカは小型のカンガルーの仲間でクオッカワラビーと呼ばれることもあります。
日本ではここでしか飼育されていません。
生息地の1つであるオーストラリア本土ではキツネや家畜などの外来種の侵入により個体数が激減し、今では推定3,000頭とされています。
一方、外来種が少なく自然破壊の影響が少ないロットネスト島では10,000~12,000頭が生息されていると言われ、口角が上がり笑っているように見えることから「世界一幸せな動物」と観光客からの人気を博しています。
3月にお母さんの袋から顔出してばかりの子どもワラビーのチャチャ(多分)
ただでさえ小さいワラビーなので、ちょっと成長してしまうともう子どもと大人の見分けがつきません笑
キツネザル、フラミンゴ
東園を回り切ったので、最後に北園で行けてなかったところに向かいます。
キツネザル舎では鉄線越しにワオキツネザルの群れを観察することができます。
ワオキツネザルだけでなく動物園ではあまり見かけないアカエリマキキツネザルも飼育されています。
続いてはフラミンゴコーナーです。
フラミンゴを中心に様々な水鳥が飼育されています。
キリンテラス、ハイラックス
最後は3月にリニューアルされたキリン舎、もといキリンテラスです。
正門から一番近い施設ですが、遠足キッズと鉢合わせていた為後回しにしていました。
キリンの手前にはキボシイワハイラックスが展示されていました。
日本で見られるのはここだけです。
9月に赤ちゃんが産まれたので会えることを楽しみにしていましたが、残念ながら巣の中で寝ていたのか見ることができませんでした。
大人1匹だけでも見られたので及第点ということで……!
キリン舎の屋内展示場は国内初のガラス張りです。
間近で見られるだけでなく、雨の日や寒い冬の日も快適に見ることができるようになっています。
8月に産まれた赤ちゃんがいました。
SCZ、大繫栄してて凄い……。
キリンの赤ちゃんは角にふさふさした毛が生えているのが特徴です。
こちらが屋外展示場です。
屋外展示場の作りはシンプルで見晴らしが良かったです。
まとめ
以上、埼玉県こども動物自然公園の現地レポートでした。
2年弱ぶりと久々の訪問でしたが、他の動物園ではあまり見られない動物が多く集まるSCZには独特の魅力を感じます。
肉食動物や大型動物がほとんどいなくても見応え十分です!
広大な敷地を有する動物園ではありますがecoハウチューやクオッカアイランドなど局所的に人が集まるエリアがあるので、そちらをゆっくり見たいなら平日に行った方が良いかもしれませんね。
と言っても、私自身は土日祝に行ったことが無いのでどれくらい混雑しているのかお伝えすることはできませんが……笑
というわけで、今回はここまでになります。
最後まご覧いただきありがとうございました!
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